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【プロジェクト研究員】LISAによる宇宙空間からの本格重力波探査に向けた開発研究

研究内容

Laser Interferometer Space Antenna(LISA)は国際協力のもと開発が進められている宇宙重力波望遠鏡である。LISAは地上重力波検出器では観測が困難な超大質量ブラックホール連星や近傍に存在する白色矮星連星といった天体系からの重力波を世界で初めて直接観測する野心的な天文衛星計画である。
本研究では、LISA計画の最も重要な部位であるレーザー干渉計精密計測に必要な観測装置の開発研究、特に低雑音光検出器、精密可動オプトメカトロニクス、低振動フレキシブル信号線の開発研究を推進する。また機器開発だけに閉じず、極端質量比ブラックホールの波形計算といったコンパクト連星合体に関わる理論研究面への参加もテーマとして考慮する。本研究ではこのような学術研究を通じて、LISAの科学成果の最大化に貢献するとともに、将来の国際宇宙科学ミッションを先導できる人材の育成を目標とする。

求める能力、資質、経験

次のいずれかの研究に関する知識と経験を有することが望ましい。
(1) 物理実験分野のうち本研究に関連する分野での実験研究の経験
(2) 微小精密計測やレーザー干渉計分野での実験研究の経験
(3) 重力波理論・データ解析もしくは関連分野での研究の経験
航空・宇宙分野での研究経験は必須ではない。

研究環境

本研究では、宇宙科学研究所・宇宙物理学研究系に在籍する研究指導者が直接研究の指導を行う。また同研究系に在籍する他グループおよび他研究系の研究者との学術交流が可能である。
本研究を推進するための基本的な設備・実験装置が整っていることのほか、MATLAB などによる数値計算環境の用意が可能。
従事割合は、研究が50%強、残りがプロジェクト貢献

研究指導者

宇宙科学研究所宇宙物理学研究系 国際トップヤングフェロー/教授 和泉究/山田亨

勤務地

相模原キャンパス

配属予定部署

宇宙科学研究所宇宙物理学研究系

応募締切

2019年12月4日(水)17:00

今後の選考日程(予定)

・書類選考結果通知:2019年12月16日(月)~20日(金)

・面接選考:    2019年12月27日(金)

・選考結果通知:  2020年 1月14日(火)以降 

 

※上記日程は変更となる場合がございます。

問合先

■宇宙科学研究所宇宙物理学研究系 教授 山田亨 yamada.toru*jaxa.jp

 

■採用全般に関するお問合わせ

 人事部人事課 採用担当 jaxacareer*jaxa.jp

 

上記*を@に変えて送信ください。

受付終了