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【宇宙航空プロジェクト研究員】銀河中心考古学とハビタブル系外惑星探査(赤外線位置天文衛星JASMINE)にむけた開発研究

研究内容

赤外線位置天文観測衛星JASMINEでは銀河中心領域での位置天文観測による銀河考古学と生命居住可能領域にある系外惑星探査を目的としている。ミッションの成功には、科学的検討だけでなく、衛星システムの詳細検討にまで衛星を利用する科学研究者が深く関与することが必要である。特にJASMINEは汎用望遠鏡ではないため、位置天文観測と系外惑星探査に特化してその性能を評価し引き出す必要があり、中でも検出器については地上で十分な特性評価をすることが必要である。そこで本研究テーマにおいては、JASMINEが軌道上で取得するデータのシミュレーション、国産検出器の性能評価項目の洗い出しとその実施、軌道上でのデータ処理系の検討、軌道上での較正プロセスも含めた運用の検討とそこから衛星運用条件へのフィードバックといった、さまざまなテーマの中から応募者の希望や経験を踏まえたうえで適切なものを実施して頂く。特にJASMINEでは宇宙実績が初めてとなる国産検出器を開発しており、これらの開発テーマはいずれも、検出器特性の理解と深くかかわっている。この研究では国産の赤外線検出器というキー技術を抑えつつ、ミッション全体をバランスよく俯瞰し、主体的にミッション推進に参加することで、次世代のミッション創出につながる経験を積むことが期待される。

応募者に求める能力・資質・経験

基本的な数学および物理学の素養を必要とする。さらにプロジェクトにおける共同作業を円滑に進めるためにレポートをまとめる能力も必須である。それに加えて以下のいずれかの経験を有していると望ましい。

A)衛星搭載または地上の望遠鏡による可視から赤外線領域のどこかの領域での観測経験やデータ解析経験
B)天文観測装置の開発経験
C)実験物理学のプロジェクト経験
 

「プロジェクト貢献」への業務従事割合

50%

着任後の研究環境

JASMINEプロジェクトは宇宙科学研究所と国立天文台、さらに国内外の大学が加わって進めている。本研究においては宇宙科学研究所の研究者と連携して研究・開発を進める。また、テーマによっては国立天文台との共同研究としても進める。本研究を遂行するための基本的な設備・実験装置も整っている。

受入責任者/研究指導者

受入責任者 宇宙科学研究所 宇宙物理学研究系 准教授 片坐 宏一

研究指導者 宇宙科学研究所 宇宙物理学研究系 准教授 片坐 宏一

              宇宙物理学研究系 助教 磯部直樹

              宇宙物理学研究系 助教 和田武彦

勤務地

相模原キャンパス

配属予定部署

宇宙科学研究所 宇宙物理学研究系

任期

3年

 

・  年度毎の雇用契約を締結します。

・  雇用期間については、各年度末に業績評価を行った上で、当初採用日から通算して原則3年まで延長されます。(但し、育休等の期間分延長可。上限10年)

応募締め切り

2021年12月10日(金)17:00(日本時間)

 

※申込期限必須の為、お時間に余裕をもってエントリーください。

※毎月第3木曜日のAM1:00~5:00の間、各募集職務のページ定期メンテナンスの為、お申し込みページをご利用いただけません。ご迷惑をお掛けしますが、上記時間を避けてのお申し込みをお願いいたします。

応募書類

宇宙科学研究所・宇宙航空プロジェクト研究員採用TOPページに記載がございますので、ご確認の上エントリーをお願いいたします。


「様式2 研究指導者もしくはこれに代わる者の推薦書」につきましては、下記のいずれか必須となります。
●応募フォームへの添付
●推薦者が'isas-hrtask*ml.jaxa.jp(*を@に変えて送信ください)宛にPDFを直接メール送付

今後の選考日程(予定)

・書類選考結果通知:2021年12月末を予定
・面接選考(ウェブオンライン面接):2022年1月中旬予定

 

※上記日程は変更となる場合がございます。

問い合わせ先

※件名に【宇宙航空プロジェクト研究員採用】を入れてください。

 

■募集研究テーマに関するお問合わせ

 ※本募集研究テーマ以外のお問い合わせはお控えください。

 宇宙科学研究所 宇宙物理学研究系 准教授 片坐 宏一 kataza*ir.isas.jaxa.jp

 

■採用全般に関するお問合わせ

 人事部人事課 採用担当 jaxacareer*jaxa.jp

 

上記*を@に変えて送信ください。

受付終了