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【プロジェクト研究員】実験室宇宙物理学の推進

研究内容

本研究系は、2021年度打ち上げ予定のX線分光撮像衛星(XRISM)の開発を進めている他、欧州宇宙機関(ESA)の主導で2030年代の打ち上げを目指すAthena衛星にも日本側の代表機関として深く寄与している。これらのミッションはいずれも精密X線分光を主眼としており、観測データの解釈には原子・プラズマ物理学の深い知識が要求される。そこで本研究系では、いわゆる実験室宇宙物理学分野の開拓を衛星プロジェクトとは独立に進め、XRISMやAthenaによる成果創出の最大化を目指している。本研究テーマでは、ドイツのマックス・プランク核物理学研究所と共同で進める電子ビームイオントラップ(EBIT)の開発や、それを用いた地上プラズマ実験ならびに原子データベースの構築等をリードしていただきたい。

求める能力、資質、経験

基本的な量子力学の知識と、物理学・宇宙物理学の実験分野における装置開発経験を有することが望ましい。

研究環境

本研究では、宇宙科学研究所・宇宙物理学研究系に在籍する、国際共同研究経験が豊富な教授・准教授が指導に当たる。初年度にはEBITの共同開発のため、ドイツのマックス・プランク核物理学研究所への長期滞在も想定している。2年目以降はISASを拠点に研究を進めていただくことを想定しており、その際に必要となる設備や実験装置は研究系が手配する。また本人の希望に応じて、X線天文衛星等を用いた観測研究の指導も提供できる。
従事割合は、研究が50%強、残りがプロジェクト貢献

研究指導者

宇宙科学研究所宇宙物理学研究系 教授/准教授 山崎典子/辻本匡弘, 山口弘悦

勤務地

相模原キャンパス

配属予定部署

宇宙科学研究所宇宙物理学研究系

応募締切

2019年12月4日(水)17:00

今後の選考日程(予定)

・書類選考結果通知:2019年12月16日(月)~20日(金)

・面接選考:    2019年12月27日(金)

・選考結果通知:  2020年 1月14日(火)以降 

 

※上記日程は変更となる場合がございます。

問合先

■宇宙科学研究所宇宙物理学研究系 准教授 山口弘悦 yamaguchi.hiroya*jaxa.jp

 

■採用全般に関するお問合わせ

 人事部人事課 採用担当 jaxacareer*jaxa.jp

 

上記*を@に変えて送信ください。

受付終了