[一覧に戻る]

【プロジェクト研究員】MMX火星科学のためのデータ解析アルゴリズムの開発と統合サイエンスの推進

研究内容

MMXは火星周回軌道に滞在する3年間のうちに、火星大気のリモートセンシングと大気散逸の観測を行う。研究員はこれらの観測の中核メンバーとなり、火星表層から大気散逸に至る物質輸送やそれがもたらす環境進化に関する複合的なサイエンスをリードする。そのために、赤外分光撮像装置や高解像度カメラによる観測データから大気物理量を導出するアルゴリズムの開発、イオン質量分析器のデータから各粒子種のフラックスなどの物理量を導出するアルゴリズムの開発、現行の火星観測データを利用したアルゴリズムの検証、得られた物理量からユーザの利便性の高い高次プロダクトを生成するデータパイプラインの検討、現行の火星観測データの吟味に基づく観測運用の立案などを行う(これらを網羅することは求めない)。これらの研究を、大気大循環や大気散逸のモデリングとも連携し、MMXの多国籍メンバーと協調して行う。

求める能力、資質、経験

惑星の観測的あるいは実験的研究の経験があり、データ解析に長けている必要がある。分光データ、画像データ、あるいは質量分析器のデータを扱った経験があることが望ましい。惑星科学、大気科学、あるいは宇宙プラズマ物理に関する素養があることが望ましい。

日本語を母国語としない場合における言語制約の有無

英語または日本語でのコミュニケーションが可能であること。 

研究環境

宇宙科学研究所や大学等研究機関に所属する研究者が共同で指導および共同研究を行う。研究グループ内のセミナーや勉強会に積極的に参加していただく。研究に必要となる計算機環境については研究グループが管理するものを使っていただくとともに、個人用の計算機を別途提供する。研究会や学会での成果発表を奨励し、そのための旅費を支給する。

任期終了時に獲得できると期待される能力や資質、経験

要となるデータ解析アルゴリズムの開発を担うことによって、惑星大気科学や宇宙プラズマ物理学におけるデータ解析について習熟する。これに加えて観測立案においても中核を担うことによって、科学目的を大規模プロジェクトの中で実現する手順を把握する。大規模データ処理のシステム設計についても学び、巨大データを扱うプロジェクト一般に対応できる能力を獲得する。

研究指導者

宇宙科学研究所太陽系科学研究系 教授・倉本圭

勤務地

相模原キャンパス

配属予定部署

宇宙科学研究所太陽系科学研究系

応募締め切り

 2020年11月23日(月)17:00(日本時間)

 

※申込期限必須の為、お時間に余裕をもってエントリーください。

※毎月第3木曜日のAM1:00~5:00の間、各募集職務のページ定期メンテナンスの為、お申し込みページをご利用いただけません。ご迷惑をお掛けしますが、上記時間を避けてのお申し込みをお願いいたします。

応募書類

任期付プロジェクト研究員採用TOPページに記載がございますので、ご確認の上エントリーをお願いいたします。


「様式4 研究指導者もしくはこれに代わる者の推薦書」につきましては、下記のいずれか必須となります。
●応募フォームへの添付
●推薦者がjaxacareer*jaxa.jp(*を@に変えて送信ください)宛に直接メールを送付

今後の選考日程(予定)

・書類選考:2020年11月下旬予定
・面接選考:2020年12月中旬予定

 

※上記日程は変更となる場合がございます。

問合先

■募集研究テーマに関するお問合わせ

 宇宙科学研究所太陽系科学研究系 臼井寛裕 usui .tomohiro*jaxa.jp

 

■採用全般に関するお問合わせ

 人事部人事課 採用担当 jaxacareer*jaxa.jp

 

上記*を@に変えて送信ください。

受付終了