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【プロジェクト研究員】理学的な要求を考慮した将来ミッションの軌道決定・軌道設計

研究内容

将来的なミッションに備え、特に対象天体近傍での観測について、工学的な見地のみでなく、天体表層や内部の物理的構造の推定などの理学的な要求を十分に満たすような観測期間、軌道設計、必要とされる搭載機器の精度についての検討を行う。対象天体としては、「はやぶさ」や「はやぶさ2」が探査したような小惑星だけではなく、MMXの場合のような惑星の衛星や、将来の探査候補となりうる彗星なども含めることにする。 例えば、天体の内部構造の推定や時間変動重力場の検出(火星などにおける表層流体、CO2の運動の検出)などを行うための探査機の軌道の検討(シミュレーション)がテーマの例となる。また、同時に、軌道決定における誤差設定に関する知見を得るため、将来・現ミッションにおける3wayドップラーやDDORの受信など、軌道決定で使用する実データの取得に関する実作業や研究も行う。

求める能力、資質、経験

軌道推定(決定)ソフトウェアの開発や、既存の軌道推定ソフトウェアの利用の経験があること、軌道および天体の重力場などの物理パラメータ推定について、シミュレーションないし実データを用いた解析の経験があることが必要である。また、地球惑星科学に関しての基本的な知識を有することが望ましい。

日本語を母国語としない場合における言語制約の有無

日本語が話せることが望ましいが、日本語が話せない場合には、英語でのコミュニケーションや研究ができることが必須である。 

研究環境

竹内研究室における軌道決定のためのPCや軌道決定ソフトウェア実施の環境を利用することができる。また、宇宙科学研究所で運用している人工衛星・探査機の追跡データを使用することができる。

任期終了時に獲得できると期待される能力や資質、経験

特に深宇宙探査機に関連して、その追跡データの扱い方を把握し、軌道決定の実務を行うだけの能力を獲得できると期待される。また、理学データをより効果的・効率的に得るための軌道設計についての技能を習得することが期待される。

研究指導者

宇宙科学研究所宇宙機応用工学研究系 准教授・竹内 央

勤務地

相模原キャンパス

配属予定部署

宇宙科学研究所深宇宙追跡技術グループ

応募締め切り

 2020年11月23日(月)17:00(日本時間)

 

※申込期限必須の為、お時間に余裕をもってエントリーください。

※毎月第3木曜日のAM1:00~5:00の間、各募集職務のページ定期メンテナンスの為、お申し込みページをご利用いただけません。ご迷惑をお掛けしますが、上記時間を避けてのお申し込みをお願いいたします。

応募書類

任期付プロジェクト研究員採用TOPページに記載がございますので、ご確認の上エントリーをお願いいたします。


「様式4 研究指導者もしくはこれに代わる者の推薦書」につきましては、下記のいずれか必須となります。
●応募フォームへの添付
●推薦者がjaxacareer*jaxa.jp(*を@に変えて送信ください)宛に直接メールを送付

今後の選考日程(予定)

・書類選考:2020年11月下旬予定
・面接選考:2020年12月中旬予定

 

※上記日程は変更となる場合がございます。

問合先

■募集研究テーマに関するお問合わせ

 宇宙科学研究所宇宙機応用工学研究系 吉川真 yoshikawa.makoto*jaxa.jp

 

■採用全般に関するお問合わせ

 人事部人事課 採用担当 jaxacareer*jaxa.jp

 

上記*を@に変えて送信ください。

受付終了