研究内容
【自己の研究】
小型ミッションでの深宇宙探査の軌道計画の必須技術として、低推力でのスパイラル軌道上昇、月スイングバイ、小惑星遷移軌道等、各フェーズにおいて各種制約のある中での最適化軌道設計の研究を進めるとともに、軌道計画を起点として諸々のシステム解析(電力、熱、放射線等)を実施して最適システム設計の研究を行う。またDESTINY+は深宇宙探査の技術実証機であることから、新規ミッションデザインの創出等、幅広い研究活動を期待する。
【JAXAのプロジェクト】
DESTINY+は小型ミッションでの深宇宙探査機技術の獲得を目標とし、プリプロジェクト化の準備を進めている。DESTINY+の運用段階において、軌道決定値等をもとに姿勢・軌道計画を構築する運用計画システムが必要となる。軌道投入初期から小惑星フライバイまで各フェーズで必要となる運用イベントの力学的な解析を行うことで、運用計画システムの設計・評価を行う。