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【プロジェクト研究員】超小型深宇宙探査機システムに関する研究

研究内容

JAXA宇宙研では,従来の数100kg以上の探査機に加えて,数kgから100kg程度の超小型衛星を探査ミッションに展開し,チャレンジングな深宇宙探査ミッションを高頻度に実現することを狙っています.これまではもっぱら地球低軌道を中心に展開されてきた超小型衛星を深宇宙探査に投じるには,軌道設計等のミッションデザイン,自律化,航法誘導制御,太陽系遠方領域での電力・通信確保,熱制御,推進系,長期ミッションに耐える信頼性・品質確保方策,など幅広い分野の知見を結集した研究開発が必要です.本テーマでは,超小型衛星の本格的な深宇宙展開を目指し,先に挙げたようなシステム・サブシステム技術の1つあるいはいくつかの研究開発を行うとともに,進行中あるいは計画中の超小型深宇宙探査機プロジェクト(SLS相乗り超小型探査機や,ESAと協同のComet Interceptorミッション等)への参画,さらには,新しいミッションの計画立案への貢献も期待します.

求める能力、資質、経験

(1) (超小型)衛星・探査機を構成するサブシステム・システム技術の一つないし複数についての専門知識を有すること.(2) 国内外の研究者・技術者と円滑にコミュニケーションをとり,共同研究を推進できること.(3) 分野を問わず,計測機器・分析装置等(衛星システムあるいは衛星搭載機器も含む)の設計・開発・評価・運用・解析等に従事した経験があることが望ましい.

 

日本語を母国語としない場合における言語制約の有無

現在進行中の超小型探査機ミッションは国際協力を伴うプロジェクトが多く,それらへの参画においては,英語を使用できることはメリットである.受入責任者および指導協力を予定している関連研究者においては,英語を使用した外国籍学生・研究者の指導を日常的に実施しており,育成に問題はない.

 

研究環境

受入責任者および超小型探査機システム技術を専門とするISAS内の研究者が連携して指導にあたる.現在進行中あるいは現在計画中の超小型深宇宙探査機プロジェクトに参画する場合は,受入責任者の指導のもと,JAXA内関連部署や国内外の研究機関と密接に連携しながら研究を推進する.
探査機の開発に必要な設備は,JAXAあるいは協力関係のある研究機関で概ね整備されており,それらを使用できる.採用者の研究領域に特有でJAXAや協力機関で所有していない設備が必要な場合は,要相談.

任期終了時に獲得できると期待される能力や資質、経験

ミッションの現場で研究とプロジェクト両方に携わることにより,自身の研究成果を宇宙ミッションに適用する際の特有の考え方・プロセスを身につけるとともに,多様な分野の研究者・技術者と共同でシステムを構築してくプロセスを密度濃く(超小型ならではの短期間,かつシステムの広い範囲を見通した形で)経験する中で,宇宙機システムエンジニアとしての素養を実践的に獲得できる.

研究指導者

宇宙科学研究所学際科学研究系 教授・船瀬 龍

勤務地

相模原キャンパス

配属予定部署

宇宙科学研究所学際科学研究系

応募締め切り

 2020年11月23日(月)17:00(日本時間)

 

※申込期限必須の為、お時間に余裕をもってエントリーください。

※毎月第3木曜日のAM1:00~5:00の間、各募集職務のページ定期メンテナンスの為、お申し込みページをご利用いただけません。ご迷惑をお掛けしますが、上記時間を避けてのお申し込みをお願いいたします。

応募書類

任期付プロジェクト研究員採用TOPページに記載がございますので、ご確認の上エントリーをお願いいたします。


「様式4 研究指導者もしくはこれに代わる者の推薦書」につきましては、下記のいずれか必須となります。
●応募フォームへの添付
●推薦者がjaxacareer*jaxa.jp(*を@に変えて送信ください)宛に直接メールを送付

今後の選考日程(予定)

・書類選考:2020年11月下旬予定
・面接選考:2020年12月中旬予定

 

※上記日程は変更となる場合がございます。

問合先

■募集研究テーマに関するお問合わせ

 宇宙科学研究所学際科学研究系 船瀬 龍 funase.ryu*jaxa.jp

 

■採用全般に関するお問合わせ

 人事部人事課 採用担当 jaxacareer*jaxa.jp

 

上記*を@に変えて送信ください。

受付終了