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【プロジェクト研究員】LiteBIRD搭載宇宙マイクロ波背景放射偏光観測装置の開発研究

勤務地
相模原キャンパス

研究内容

LiteBIRDは、宇宙マイクロ波背景放射(CMB)の偏光を全天で観測し、インフレーション宇宙理論を検証する国際協力ミッションである。JAXAの戦略的中型衛星の2号機に選定されている衛星計画で、ミリ波広視野望遠鏡に、0.1Kまで冷却した検出器を組み合わせて観測周波数34-448 GHzをカバーする。本テーマでは、LiteBIRD搭載のミッション機器の開発、系統誤差に関する研究をおこなう。具体的には、JAXAが担当する低周波望遠鏡、低雑音検出器システム、冷却システム、機上データ処理、および地上試験等に関わる開発研究、解析シミュレーションによる系統誤差の研究からシステム要求フローの検討などを推進する。関連して、宇宙からの電波観測に基づく宇宙物理学研究または飛翔体搭載観測装置の開発研究も推奨する。本開発研究を通し、衛星搭載ミッション機器の開発やシステム設計を理解し、将来の宇宙物理学ミッションを牽引できるような人材の養成を目指す。

求める能力、資質、経験

次のいずれかに関する知識と経験があることが望ましい。(1)宇宙観測用の望遠鏡や検出器などの開発研究、(2)極低温を利用した低雑音観測装置の実験研究、(3) ミリ波観測装置の開発研究、(4)光学設計 (5) 基礎物理分野での実験研究、(6)宇宙マイクロ波背景放射観測に関する系統誤差の研究

日本語を母国語としない場合における言語制約の有無

LiteBIRDは国際協力に基づく衛星計画であり、会議および文書の多くは英語を用いている。従って、研究においては、日本語ができなくても特に不自由はない(英語必須)。日本語を母国語としない研究員に対しては、製造業者とのやりとりが不要なテーマ、具体的には、ミリ波光学設計開発または低雑音検出システム開発などを担当していただく等の配慮をおこなう。

研究環境

本研究では、宇宙科学研究所・宇宙物理学研究系に所属しLiteBIRD計画を推進している教授・准教授・助教が研究指導に当たる。また、必要に応じて、宇宙物理学研究系に属する他の教員の指導を合わせて受けることができる。本研究系には、研究を推進するために必要な基本的かつ高度な設備・実験装置(高精度ミリ波計測装置、100mK冷却装置、4K冷却装置、電磁界ソフトウエアツール、等)の研究環境が整っている。

任期終了時に獲得できると期待される能力や資質、経験

(1)宇宙観測用の望遠鏡や検出器などの開発能力、(2)極低温を利用した低雑音観測装置の開発能力、(3) ミリ波観測装置の開発能力、(4)光学設計・計測の知識、(5)宇宙マイクロ波背景放射観測に関する系統誤差の研究能力、(6)システムズエンジニアリングを活用した衛星開発の能力、のなかのいくつかの能力、経験を獲得できると期待される。

研究指導者

宇宙科学研究所宇宙物理学研究系 教授 関本裕太郎

勤務地

相模原キャンパス

配属予定部署

宇宙科学研究所宇宙物理学研究系

応募締め切り

 2020年11月23日(月)17:00(日本時間)

 

※申込期限必須の為、お時間に余裕をもってエントリーください。

※毎月第3木曜日のAM1:00~5:00の間、各募集職務のページ定期メンテナンスの為、お申し込みページをご利用いただけません。ご迷惑をお掛けしますが、上記時間を避けてのお申し込みをお願いいたします。

応募書類

任期付プロジェクト研究員採用TOPページに記載がございますので、ご確認の上エントリーをお願いいたします。


「様式4 研究指導者もしくはこれに代わる者の推薦書」につきましては、下記のいずれか必須となります。
●応募フォームへの添付
●推薦者がjaxacareer*jaxa.jp(*を@に変えて送信ください)宛に直接メールを送付

今後の選考日程(予定)

・書類選考:2020年11月下旬予定
・面接選考:2020年12月中旬予定

 

※上記日程は変更となる場合がございます。

問合先

■募集研究テーマに関するお問合わせ

 宇宙科学研究所宇宙物理学研究系 堂谷忠靖 dotani.tadayasu*jaxa.jp

 

■採用全般に関するお問合わせ

 人事部人事課 採用担当 jaxacareer*jaxa.jp

 

上記*を@に変えて送信ください。

受付終了