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【プロジェクト研究員】国際水星探査計画BepiColomboによる内部太陽圏および惑星周辺環境の観測的研究

研究内容

日欧共同の水星探査計画BepiColomboは、JAXAが開発した「みお」およびESAが開発したMPOの2機の探査機を2025年に水星周回軌道に投入予定の国際大型ミッションである。「みお」は水星周辺の磁場・電場・粒子のプラズマ総合観測を行う。2018年の打ち上げ以降、すでに惑星間空間航行および惑星スイングバイ時の観測運用を開始している。本研究では、BepiColombo/「みお」およびMPOが航行中に取得した最新データの解析を行い、内部太陽圏または惑星周辺環境の研究を実施する。必要があれば他の太陽圏探査機や過去のメッセンジャー探査機のデータと組み合わせた観測的研究、またはモデリングやシミュレーションを組み合わせて理論との比較研究を行ってもよい。また観測運用計画の策定や科学データ処理システムの最適化を行い、プロジェクトの推進に貢献する。本研究を通して、将来の惑星探査ミッション推進に有用な人材となることを期待する。

 

求める能力、資質、経験

(1) 太陽系科学、特に太陽風や惑星周辺プラズマ物理に関する研究経験をもつこと。
(2) 宇宙機搭載の観測機器データ解析経験を有することが望ましい。
(3) 海外研究者とのディスカッションが出来ること。

日本語を母国語としない場合における言語制約の有無

日本語または英語での日常会話ができれば研究指導には問題ない。通常のプロジェクト内定例会合などは基本的には日本語で実施されるが、必要に応じて定期的なフォローアップを行う。

 

研究環境

主たる研究指導はBepiColomboプロジェクトサイエンティストの村上助教が行うが、研究テーマに応じてBepiColomboや他の惑星探査プロジェクトに参加する太陽系科学研究系の教員があたる。現行の惑星探査ミッションの最前線に参加し、巡航中の「みお」・MPOの最新データを活用することが可能である。国際科学会議等を通して、海外研究者らと議論でき、必要に応じて協力を得ることができる。

 

任期終了時に獲得できると期待される能力や資質、経験

惑星探査ミッションの観測運用、データ処理・解析、および国際共同計画の進め方を身に付けられる。定期的な国際科学会議に参加し、ESAや海外研究者らと議論を続けることで、国際協力経験を積むことができる。BepiColomboだけでなく、将来の惑星探査を推進・リードするのに必要な能力・経験を獲得できる。

 

研究指導者

宇宙科学研究所太陽系科学研究系 助教・村上豪

勤務地

相模原キャンパス

配属予定部署

宇宙科学研究所BepiColomboプロジェクトチーム

応募締め切り

 2020年11月23日(月)17:00(日本時間)

 

※申込期限必須の為、お時間に余裕をもってエントリーください。

※毎月第3木曜日のAM1:00~5:00の間、各募集職務のページ定期メンテナンスの為、お申し込みページをご利用いただけません。ご迷惑をお掛けしますが、上記時間を避けてのお申し込みをお願いいたします。

応募書類

任期付プロジェクト研究員採用TOPページに記載がございますので、ご確認の上エントリーをお願いいたします。


「様式4 研究指導者もしくはこれに代わる者の推薦書」につきましては、下記のいずれか必須となります。
●応募フォームへの添付
●推薦者がjaxacareer*jaxa.jp(*を@に変えて送信ください)宛に直接メールを送付

今後の選考日程(予定)

・書類選考:2020年11月下旬予定
・面接選考:2020年12月中旬予定

 

※上記日程は変更となる場合がございます。

問合先

■募集研究テーマに関するお問合わせ

 宇宙科学研究所太陽系科学研究系 小川博之 ogawa.hiroyuki*jaxa.jp

 

■採用全般に関するお問合わせ

 人事部人事課 採用担当 jaxacareer*jaxa.jp

 

上記*を@に変えて送信ください。

受付終了