求める能力、資質、経験
(1)太陽系科学・衝突物理学・微生物学・地球化学・海洋科学・宇宙工学等、学際領域であるアストロバイオロジーに必要な学術分野の一つ以上に、専門的知識を有すること。(2) 国内外の研究者・技術者と円滑にコミュニケーションをとり、共同研究を推進できること。(3)計測機器・分析装置等の設計・開発・評価・実験・運用・解析等に従事した経験があることが望ましい。
日本語を母国語としない場合における言語制約の有無
日本語を母国語としない場合、研究室内のコミュニケーョンはすべて英語で行う。運用中の宇宙プロジェクトに係る研究も同様であるが、運用・管制情報や選抜前の将来計画等の機微情報は日本語のみで共有され、それらのセキュリティ管理は機構の規定に準拠する。研究室はバイリンガル環境であり、日本語のみの事務作業等についても適宜支援を受けることができる。
研究環境
宇宙回収試料の分析研究では、当研究室およびNINS/ABCサテライト研究コンソーシアムの枠内で指導に当たる。微粒子衝突の校正実験が必須な研究では,ISAS所有の超高速衝突実験装置に加え、当研究室と連携する法政大学院や米マサチューセッツ工科大学の設備も活用して、多彩な速度域と質量範囲がカバーできる。惑星保護技術の開発は、JAXA内関連部署と連携しながら推進する。上記以外にも、恒温槽、クリーンルーム、捕集微粒子同定・観察・摘出システム、デジタル顕微鏡、自由落下塔等が利用できる。
任期終了時に獲得できると期待される能力や資質、経験
低速から超高速に及ぶ固体微粒子の衝突は、無人太陽系探査、月や火星での有人探査、地球周回の多様な宇宙活動のすべてに係る物理現象である。ISASは現在と近未来にダスト衝突をキーとするミッションを複数抱えている。研究員はこれらの中核を担う経験を通じ、機器開発、運用、宇宙データ取得、科学研究の実績を積むことにより、理学・工学・探査を俯瞰する視点を養うことができる。
研究指導者
宇宙科学研究所学際科学研究系 助教・矢野 創
応募締め切り
2020年11月23日(月)17:00(日本時間)
※申込期限必須の為、お時間に余裕をもってエントリーください。
※毎月第3木曜日のAM1:00~5:00の間、各募集職務のページ定期メンテナンスの為、お申し込みページをご利用いただけません。ご迷惑をお掛けしますが、上記時間を避けてのお申し込みをお願いいたします。
応募書類
任期付プロジェクト研究員採用TOPページに記載がございますので、ご確認の上エントリーをお願いいたします。
「様式4 研究指導者もしくはこれに代わる者の推薦書」につきましては、下記のいずれか必須となります。
●応募フォームへの添付
●推薦者がjaxacareer*jaxa.jp(*を@に変えて送信ください)宛に直接メールを送付
今後の選考日程(予定)
・書類選考:2020年11月下旬予定
・面接選考:2020年12月中旬予定
※上記日程は変更となる場合がございます。
問合先
■募集研究テーマに関するお問合わせ
宇宙科学研究所学際科学研究系 矢野 創 yano.hajime*jaxa.jp
■採用全般に関するお問合わせ
人事部人事課 採用担当 jaxacareer*jaxa.jp
上記*を@に変えて送信ください。