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【プロジェクト研究員】「ひので」や将来太陽ミッション等による太陽物理学関連研究

研究内容

「ひので」等現在飛翔する衛星観測を用いて、太陽コロナ・彩層加熱機構の解明、太陽フレア等コロナ活動の物理、太陽磁場の生成・発展・消滅研究、太陽-太陽圏連結研究などの研究テーマを推進する。応募者の興味や経験に応じたテーマ設定が可能である。また、「ひので」衛星の観測運用業務、小規模太陽観測プログラム(国際大気球実験Sunrise-3)や将来の太陽観測に必要な搭載観測装置の開発やサイエンス検討等に参加し、「ひので」等の観測研究を大きく発展させることができる技量や経験の獲得を図る。現在宇宙科学研究所では、2025年打上げに向けてミッション定義フェーズにあるSolar-C_EUVST衛星に関する開発研究、太陽からの軟X線を撮像分光する光子計測型X線望遠鏡のミラーおよび検出器の開発検討などを進めている。これらの観測機器技術の開発研究への従事や、数値計算による観測機器の性能評価とそれによって実現できるサイエンスの詳細検討にも従事できる。

求める能力、資質、経験

太陽物理学、あるいはこれに関連する物理学の基本的な知識と研究活動経験を持つこと。「ひので」等の観測データを基にして観測的または理論的研究を推進し、研究の発展に貢献が期待できること。「ひので」観測に留まらず広く連携した研究を今後推進できる経験や能力があることが望ましい。さらに、観測機器の開発を通じて次世代のスペース太陽研究を切り拓く意欲のある人を求める。

研究環境

宇宙科学研究所の太陽研究グループ(太陽系科学研究系、SOLAR-Bプロジェクト)の教員が研究指導を行なう。「ひので」等観測データにオンラインでアクセスしデータ解析を行うことができるコンピュータ環境が提供され、宇宙科学研究所内の諸実験施設が利用できる。開発研究への従事により、観測機器の開発力を持つ、自立した研究者へと成長することも期待される。また、海外研究者との研究交流により、国際的視野を持つ研究推進力の獲得も期待できる。
従事割合は、研究が50%強、残りがプロジェクト貢献

研究指導者

宇宙科学研究所太陽系科学研究系 准教授 清水敏文,坂尾太郎 

勤務地

相模原キャンパス

配属予定部署

宇宙科学研究所太陽系科学研究系

応募締切

2019年12月4日(水)17:00

今後の選考日程(予定)

・書類選考結果通知:2019年12月16日(月)~20日(金)

・面接選考:    2019年12月27日(金)

・選考結果通知:  2020年 1月14日(火)以降 

 

※上記日程は変更となる場合がございます。

問合先

■宇宙科学研究所太陽系科学研究系 准教授 清水敏文  shimizu.toshifumi*jaxa.jp

 

■採用全般に関するお問合わせ

 人事部人事課 採用担当 jaxacareer*jaxa.jp

 

上記*を@に変えて送信ください。

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