[一覧に戻る]

【プロジェクト研究員】超小型探査機のシステム設計に関する研究

研究内容

ISASでは、超小型探査機を用いた月惑星探査ミッションを検討している。

超小型の宇宙機を低コストで開発、運用するためには、これまでの科学衛星とは異なる知見、技術が必要となる。例えば、民生技術の活用が必須となり、また質量よりはサイズが制約になることが多く、機器の効率的な配置がキー技術となるため、新たな設計手法の構築(従来の設計標準のテーラリング)が必要である。

また、地球周回のCubeSatとは異なり、探査機ではミッションに応じた推進系の搭載や、遠距離通信、自律機能が必要となり、これらの開発を関連研究者と連携して行う必要がある。

従って、ミッション目的を達成するためにはどのように探査機システムを構築するべきかを、システム的に考察し、設計解を見いだすことを研究テーマとする。

当面は、2020年6月に打ち上げを控えるSLS搭載超小型探査機のシステム試験や運用に参加しつつ、将来の超小型探査機のシステム研究を実施する。

求める能力、資質、経験

・搭載機器の動作原理に関する基礎的な知識、大学卒レベルの力学、数学、計算機プログラミングの能力が必要である。

・人工衛星の開発に参画した経験を有することが望ましいが、人工衛星に限らず、実験装置、産業用機器の開発等の経験も有用である。

・国内外の多くの研究者と連携する研究であるので、他者との協調性が重要である。日本語、英語での技術文書の読み書き、会話能力が必須である。

研究環境

JAXAが有する各種試験設備を必要に応じて使用できる。また、JAXAがライセンスを有する各種解析ソフトが使用できる。

SLS搭載超小型探査機プロジェクトの試験、運用に参画し、関連研究者、技術者との意見交換を通じて、研究指導や技術指導が行われる。

研究指導者

宇宙科学研究所 宇宙機応用工学研究系 教授 橋本樹明

勤務地

相模原キャンパス

配属予定部署

宇宙科学研究所 宇宙機応用工学研究系

応募締切

2018年12月20日(木)17:00

今後の選考日程(予定)

・書類選考結果通知:2018年12月26日(水)~27日(木)

・面接選考:    2019年1月7日(月)

・選考結果通知:  2019年1日8日(火)以降

 

※上記日程は変更となる場合がございます。

問合先

■募集研究テーマに関するお問合わせ

 宇宙科学研究所 宇宙機応用工学研究系 教授 橋本樹明 hashimoto.tatsuaki*jaxa.jp

 

■採用全般に関するお問合わせ

 人事部人事課 採用担当 jaxacareer*jaxa.jp

 

上記*を@に変えて送信ください。

受付終了