研究内容
次世代宇宙機の高度化に向けて熱制御要求がさらに厳しくなっている。
従来の受動型熱制御方法の材料の高度化から二相流体熱制御デバイスまで幅広いスケールの熱制御に対応することが求められる。
特に近年のミッションでは深宇宙探査機DESTINY+に代表されるように,熱環境が大きく変動し,太陽照射の大きい高温環境と,深宇宙での低温環境の両方で熱設計を(しかも低電力で)成立させなければならない。
そこで,緊急の課題として,放射率可変素子,可逆展開ラジエータ,ヒートスイッチ,二相流体デバイスON/OFF制御など,従来の熱制御技術に新たな機能を付加した高機能熱制御デバイスの創出を目指す。また、それをミッションに応用する研究を行う。