業務内容
JAXA第一宇宙技術部門では、衛星メーカ等と連携しながら技術試験衛星や地球観測衛星等の人工衛星の開発・運用を行っています。
人工衛星がミッションを遂行するためには、衛星の状態をモニタし、ミッション達成のための制御を行う衛星管制(人工衛星の監視制御)や地球観測データ等の様々なデータを受信する機能、データ処理・利用者への提供等を行う機能等から構成されるシステム(地上システム)の開発、構築が必要です。
本公募では、地上システムの開発及び実際の衛星運用に関する業務のうち「降水レーダ衛星(PMM)の衛星管制システムの開発」について、衛星プロジェクト等の機構内関係部署や関係企業・機関と連携しながら担当して頂ける方を広く求めます。
【業務内容の詳細】
JAXAは、これまでに衛星搭載降水レーダ(TRMM/PR、GPM/DPR)の開発・運用・データ提供を行うとともに、それらのデータを用いた全球衛星降雨マップ(GSMaP)を提供しており、これらの観測データは、世界の国々において、気象予報・洪水予測や、気候・地球規模水課題解決に利用されています。
これらの降水レーダの後継として、Ku帯ドップラー降水レーダを搭載する降水レーダ衛星の開発プロジェクトが2023年度に発足しました。
本公募の採用者は、降水レーダ衛星の開発プロジェクトに従事し、降水レーダ衛星の管制運用を行う、衛星管制システムの開発を担当していただきます。具体的には、降水レーダ衛星の衛星管制システムの開発に関する以下の業務をご担当いただきます。
(1)国内外の複数のステークホルダー間のインタフェース調整
(2)システム要件定義詳細化・設計
(3)スケジュール管理などの開発マネジメント業務
また、本プロジェクトは、NASA(アメリカ航空宇宙局)、CNES(フランス国立宇宙研究センター)との協力を想定している国際協力プロジェクトであり、海外宇宙機関との技術調整等、国際調整業務の経験機会が豊富にあり、採用者のキャリアアップに資すると考えています。
●サテナビ(もっと人工衛星を学ぼう)
https://www.satnavi.jaxa.jp/ja/satecafe/index.html#satecafeiLink03
●サテナビ(降水レーダ衛星(PMM))
https://www.satnavi.jaxa.jp/ja/project/pmm/index.html
< 変更の範囲 :機構が定める業務の範囲 >