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【プロジェクト研究員】「ひので」及び将来太陽ミッションによる太陽物理学研究

研究内容

「ひので」等現在飛翔する衛星観測を用いて、太陽コロナ・彩層加熱機構の解明、太陽フレア等コロナ活動の物理、太陽磁場の生成・発展・消滅研究、太陽-太陽圏連結研究などの研究テーマを推進することに加え、現在飛翔に向けて計画されている将来太陽ミッションに貢献する研究テーマに取り組む。前者は、応募者の興味や経験に応じて設定するテーマを推進し、「ひので」衛星運用に寄与する。後者は将来太陽観測ミッション等の開発やサイエンス検討等に参加し、「ひので」等の観測研究を大きく発展させることができる技量や経験の獲得を図る。現在宇宙科学研究所では、2026年打上げに向けて公募型小型4号機Solar-C(EUVST)計画を進めており、これらの観測機器技術の開発研究への従事や数値計算等による観測性能評価とそれによって実現できるサイエンスの詳細検討に従事する。また2022年には小規模太陽観測プログラム(国際大気球実験Sunrise-3)の飛翔を予定している。

求める能力、資質、経験

太陽物理学、あるいはこれに関連する物理学の基本的な知識と研究活動経験を持ち、観測的または理論的研究を推進して研究の発展に貢献ができること。「ひので」観測データを基盤とするが、「ひので」観測に留まらず多様なデータを広く連携した研究を推進する意欲があること。また、観測機器の開発やサイエンス検討を通じて次世代スペース太陽研究を切り拓く意欲があること

 

日本語を母国語としない場合における言語制約の有無

当該研究室では日本語を母国語としない研究者の受け入れ実績を有し、研究室受け入れにあたっての制約はない。「ひので」等観測データは公開データであり、前者の研究実施上特に制約はない。後半の公募型小型4号機Solar-C(EUVST)計画や国際大気球実験Sunrise-3へのプロジェクト参画は、国際ミッションの性格上言語制約はない。

研究環境

宇宙科学研究所の太陽研究グループ(太陽系科学研究系、SOLAR-Bプロジェクト)の教員が研究指導を行なう。「ひので」等観測データにオンラインでアクセスしデータ解析等を行うことができるコンピュータ環境が使用できる。将来太陽観測ミッション等の開発への参画では、宇宙科学研究所内の太陽研究グループの実験室など諸実験施設が利用でき、またミッションを共同で推進する国立天文台の設備も利用可能である。

任期終了時に獲得できると期待される能力や資質、経験

国際的に組織された「ひので」観測運用に参加し海外研究者との研究交流を行い研究を推進することにより、「ひので」観測に留まらず多様な観測を広く連携させた科学研究を今後推進できる経験や能力、国際的視野を持つ研究推進力の獲得。開発研究等への参画により、科学観測機器や衛星システムの開発経験を積み、将来太陽ミッションの科学研究を国際的に主導できる能力を獲得。

研究指導者

宇宙科学研究所太陽系科学研究系 准教授・清水敏文

勤務地

相模原キャンパス

配属予定部署

宇宙科学研究所太陽系科学研究系

応募締め切り

 2020年11月23日(月)17:00(日本時間)

 

※申込期限必須の為、お時間に余裕をもってエントリーください。

※毎月第3木曜日のAM1:00~5:00の間、各募集職務のページ定期メンテナンスの為、お申し込みページをご利用いただけません。ご迷惑をお掛けしますが、上記時間を避けてのお申し込みをお願いいたします。

応募書類

任期付プロジェクト研究員採用TOPページに記載がございますので、ご確認の上エントリーをお願いいたします。


「様式4 研究指導者もしくはこれに代わる者の推薦書」につきましては、下記のいずれか必須となります。
●応募フォームへの添付
●推薦者がjaxacareer*jaxa.jp(*を@に変えて送信ください)宛に直接メールを送付

今後の選考日程(予定)

・書類選考:2020年11月下旬予定
・面接選考:2020年12月中旬予定

 

※上記日程は変更となる場合がございます。

問合先

■募集研究テーマに関するお問合わせ

 宇宙科学研究所太陽系科学研究系 清水敏文 shimizu.toshifumi*jaxa.jp

 

■採用全般に関するお問合わせ

 人事部人事課 採用担当 jaxacareer*jaxa.jp

 

上記*を@に変えて送信ください。

受付終了