業務内容
JAXAでは、国際宇宙ステーション・日本実験棟「きぼう」の継続的な運用や、NASAを中心とした国際宇宙探査計画(アルテミス計画)への参画による「有人与圧ローバー」の開発等を行っています。
「きぼう」では常時6~7名の宇宙飛行士が滞在し、材料実験、ライフサイエンス実験、更に人を対象とする医学研究等が行われています。また、月面を電力により駆動する探査車「有人与圧ローバー」は、宇宙飛行士2名がローバー内で生活しながら、探査活動を行う計画です。「きぼう」や「有人与圧ローバー」での活動は、隔絶された狭小空間であったり、微小重力環境、宇宙放射線など地上とは異なる環境であり、そこで行われる“人を対象とした研究”では、研究対象者は様々なストレスに曝露される可能性があるため、倫理面・科学面において国の指針に対する適合性審査を行うことが義務付けられています。
有人システム安全ミッション保証室では、JAXAが関わる“人を対象とする医学研究”について、研究倫理面での適正性を把握し、監理・指導を行うとともに、研究倫理の推進・研修・啓蒙、各種ルールや基準類の整備・維持、倫理委員会の運営などの役割を担っています。
国際宇宙ステーション、更には国際宇宙探査計画に向けて、人を対象とする研究の適正な遂行に向けて体制を強化すべく、人材を募集します。
今回募集する業務は下記のとおりです。
●人を対象とする研究倫理の推進・運営に係る企画立案:全体実施計画の立案・調整
●人を対象とする研究倫理に関連する法規制(人倫理指針、臨床研究法、GCP(医薬品の臨床試験の実施基準))および各省庁の関連会議等からの情報収集、規程・要領、研究者向けマニュアル等の維持改訂、研究者から提示された研究計画の妥当性評価、評価結果に関する倫理委員会等の各種会議での調整等
●宇宙医学研究に対するモニタリングおよび監査業務:一般医学研究でのモニタリングおよび監査手法を応用した、倫理指針下で実施される宇宙医学研究内容に対するモニタリングおよび監査の実施・評価
●人を対象とする研究倫理委員会の運営業務:委員会の全体計画調整、申請資料や計画書の確認・調整、委員との連絡調整、会議記録の作成
●倫理教育・研修会の開催計画の立案・実施、人対象研究に関する研究倫理・研究公正に関する啓発活動の実施
●NASA(米国航空宇宙局)が主催する人を対象とする倫理委員会への対応(出席、ヒアリング、およびJAXA倫理委員会への報告等)
本業務を通じて、将来の有人宇宙活動における医学研究倫理に関する中核的・指導的役割を担っていただき、宇宙医学研究の発展と適正な遂行に貢献いただくことを期待しております。更には、JAXAの研究開発業務全般にわたる適正な研究倫理の推進業務や、研究マネジメント業務に向けた経験を積むことができます。
< 変更の範囲 :機構が定める業務の範囲 >