業務内容
JAXAでは、超広帯域アンテナや超高速デジタル変換技術により従来にないL帯からKa帯まで連続スペクトルでマイクロ波の受信電力を衛星に搭載されたセンサにより地球観測を行う計画(※)があります。
本公募では、この計画を推進するため、以下の業務を中心的に担って頂く人材を求めます。
・ 上述のセンサで得られた生データを物理量データ等提供プロダクトに変換する為のアルゴリズムの開発及び、アルゴリズムの地上システムへの実装
・ プロダクトの利用ユーザや研究者等との調整
この業務により、これまでアルゴリズム開発等データ解析に携わってきた方はセンサ開発に、センサ開発に携わってきた方はアルゴリズム開発等データからソリューション作成まで携わる機会を得られることとなりますので、マイクロ波による地球観測のエクスパートへと繋がると共に、衛星システム開発業務全般の経験も積むことができ、将来の地球観測センサに関する中心的な技術者となっていただくことを期待しています。
(※)超広帯域アンテナ・デジタル技術を用いたレーダ及び放射計の開発と実証 (https://www.jst.go.jp/mirai/jp/program/large-scale-type/theme09.html)
本計画で超広帯域電波デジタル干渉計を搭載した衛星を2026年頃に打上げ予定。開発するアルゴリズムとしては、マイクロ波受信電力から輝度温度への変換、自然由来の電波と人工電波の分離・識別、気象防災・洋上風力発電・漁業に必要となる水蒸気量・海上風速・海面水温等の物理量へ変換等。