業務内容
※本職務については、応募締め切りが設定されましたのでご注意ください。
2025年2月20日(木)23:59(JST)
2050年のカーボンニュートラル実現に向けて航空機の更なる低燃費化が求められています。その中でもジェットエンジンの低燃費化は喫緊の課題であり、低燃費化に資するバイパス比向上のための技術としてコアエンジンの小型化(スモールコア化)が世界的にトレンドとなっています。航空技術部門ではプロジェクト化を想定して、スモールコア化に伴う課題解決を実現する技術開発を行い、開発した技術の技術実証を計画しています。
スモールコア化によってジェットエンジン内回転要素での空力性能低下や圧縮機での作動範囲縮小・フラッタ等の振動問題による信頼性低下が技術課題となることから、これらを解決する技術開発に関して、プロジェクトを通じた社会実装を念頭に置き、組織や国の研究戦略に基づいて以下の研究開発業務を主体的に実施していただきます。
・圧縮機の小型化に伴う技術課題解決のための研究開発
・タービンの空力性能向上およびエンジンの故障や破壊につながるフラッタやエロージョン等のエンジン信頼性に関わる現象に関する研究開発
・課題解決を実現する技術実証のための試験計画立案と試験の実施
ジェットエンジンの回転要素内部流れに関する専門性を持ち、専門以外の分野に関しても意欲的に携わる意識を持っている方を募集します。更に、視野を広く持ち、将来の研究戦略立案を行うことに積極的であり、組織内外の関係者と積極的に交流して技術開発の仲間づくりができる人材を求めます。
ジェットエンジンの燃費・信頼性向上に資する研究開発を通じて回転機械に関する専門性を向上していくとともに、技術の社会実装を目指したプロジェクトに積極的に関与いただきながらキャリアアップを図ることで、高い専門性を備えながら研究戦略を広い視野で立案し、この分野を牽引していく人材となることを期待しております。
< 変更の範囲 :機構が定める業務の範囲 >