業務内容
ロケット・人工衛星の打上げにおいては、打ち上げる機体だけでなく、組立・点検、打上げ準備、打ち上がったロケットを電波やレーダーで追尾等をするための地上設備を含む総合システムが正常に機能してはじめて安全かつ正常なロケット・人工衛星の打ち上げが実現できます。
この総合システムの一翼を担う地上設備には、ロケットの組立・点検を行う整備組立棟設備、ロケットを起立させる移動発射台、これを組立棟から射点に移動させる運搬台車(ドーリー)、燃料供給設備(LH2、LOX)、高圧ガス取扱設備、空調・水供給設備などがあります。これらを「射点系設備」、同様に人工衛星の準備、点検に関するものを「衛星系設備」と呼んでいます。これらの射点・衛星系設備は、大別して電気・電波系、衛星系、構造・機械・機構系設備に分類されます。
また、ロケット打上げにロケットを追尾し、ロケットの飛行状況や飛行安全を監視するための地上設備を「射場系設備」と呼んでいます。
本公募上では、これら3つの系統に関する設備を総称して「ロケット打上げ射場設備」としています。
また、打上げにあたっては、ロケットや衛星の組立、ロケット及び衛星の点検、打上げに向けた推進薬の充填作業等が行われていることから、射場における安全確保と整備や打上げ時の警備や警戒も必要です。
本公募では、それらの「ロケット打上げ射場設備」の開発・運用及び射場安全・セキュリティ確保に関する業務について、ロケット・衛星プロジェクト等の機構内関係部署や関係企業・機関と連携しながらご担当頂ける方を広く募集します。
※ 採用者には、以下(1)~(6)のいずれかの業務を担当して頂きます。
(入社後の適性や業務の状況等に応じ、他業務へ変更となる場合があります。なお、詳細は「別紙」をご覧下さい。)
これらの業務を通じ、ロケット打上げ射場設備関連のみならず、ロケットや人工衛星の開発、打上げ、運用に関する広範囲な経験・知見を蓄積いただき、、中長期的には、我が国の基幹技術たる宇宙輸送の総合システムの技術開発や安定的運用をけん引する人材として、また将来輸送系に革新をもたらす技術開発人材としてなど、幅広く活躍して頂くことを期待します。
(1)射点・衛星系設備(電気・電波系)の開発・運用(採用後の当初勤務地:筑波宇宙センター)
・ロケットや衛星からの要求を踏まえつつ、射点・衛星系設備(電気・電波系)に係る改修、新規開発整備を中心とした計画立案、仕様設定及び実施の管理。
・ロケットの射場整備作業等を効率化・省人化するため、XR(クロスリアリティ)技術など新しい技術の研究開発に関わる計画立案・実施。
(2)射点・衛星系設備(衛星関連)の開発・運用(採用後の当初勤務地:種子島宇宙センター)
・ロケットや衛星からの要求を踏まえつつ、射点・衛星系設備(衛星関連)の保全、改修、新規開発整備に係る計画立案、仕様設定及び実施の管理。
・老朽化した設備を安定的かつ長く維持するため、保全内容の改善、並びに、予防交換、補修又は更新時期等について、自身の経験や技術知識、世の中の最新動向などの技術検討を加えつつ、射点・衛星系設備(衛星関連)の維持管理の実施。
(3)射点・衛星系設備(構造・機械・機構系)の開発・運用(採用後の当初勤務地:種子島宇宙センター)
・ロケットや衛星からの要求を踏まえつつ、射点・衛星系設備(構造・機械・機構系)の保全、改修、新規開発整備に係る計画立案、仕様設定及び実施の管理。
・老朽化した設備を安定的かつ長く維持するため、保全内容の改善、並びに、予防交換、補修又は更新時期等について、自身の経験や技術知識、世の中の最新動向などの技術検討を加えつつ、射点・衛星系設備(構造・機械・機構系)の維持管理の実施。
(4)射場系設備の開発・運用(採用後の当初勤務地:種子島宇宙センター)
・ロケットや衛星からの要求を踏まえつつ、射場系設備の保全、改修、新規開発整備に係る計画立案、仕様設定及び実施の管理。
・老朽化した設備を安定的かつ長く維持するため、保全内容の改善、並びに、予防交換、補修又は更新時期等について、自身の経験や技術知識、世の中の最新動向などの技術検討を加えつつ、射場系設備の維持管理の実施。
・ロケット打上げ運用オペレーションの実施および管理。
(5)射場系設備の開発・運用(採用後の当初勤務地:筑波宇宙センター)
・ロケットの設計に対応する追尾局や追尾局管制システム、データ回線等の新規開発または既存設備の改修のための企画提案、仕様設定、開発計画立案、計画実行、および開発したシステムの運用手順を含む定常運用の確立。
(6)射場安全業務(採用後の当初勤務地:種子島宇宙センター)
・鹿児島宇宙センターにおけるロケット打上げ時の安全確保に関すること。地上安全計画の作成や宇宙活動法の申請、射場整備期間における規制や警備を指揮する。センターにおける安全やセキュリティを統べて、安全で事故の無いロケット射場運用を支える。
●輸送系サイト「ピックアップインタビュー」
宇宙輸送技術部門の業務紹介をしていますので是非ご覧ください。
https://www.rocket.jaxa.jp/column/pickupInterview/
< 変更の範囲 :機構が定める業務の範囲 >