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【招聘職員採用】国際連合宇宙部(UNOOSA)との共同プロジェクト「KiboCUBE(国際宇宙ステーション(ISS)・「きぼう」日本実験棟からの超小型衛星放出の機会提供)」に関する技術調整業務

業務内容

 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、有人宇宙技術部門宇宙環境利用推進センターにおいて、国際連合宇宙部(UNOOSA)との共同プロジェクト「KiboCUBE国際宇宙ステーション(ISS)・「きぼう」日本実験棟からの超小型衛星放出の機会提供に関する技術調整業務に従事する職員を募集します。今回の公募では、KiboCUBEの国際公募作業の他、選定された機関と伴走しながら超小型衛星の放出まで技術的にサポートできる、豊富な知識・経験と技術力を有し意欲にあふれる人材を求めます。  

 

【業務内容】

 KiboCUBEは、国際宇宙ステーションの「きぼう」日本実験棟から超小型衛星放出機会を宇宙新興国等に提供し、それらの国々の宇宙関連技術の向上に貢献するプログラムです。2015年のプログラム設立後(※1)、8回の選定(※2)を行い5機関の衛星が、超小型衛星放出機構(J-SSOD)(※3)を利用して「きぼう」から放出されました。現在3機関の衛星について2025年以降の放出を目指して技術調整を進めています。 

 

 KiboCUBEは、1U CubeSatと呼ばれる約10cm立方の超小型衛星を対象としています。このような超小型衛星は、比較的短期間で開発でき、また予算を低く抑えることができるため、教育、人材育成、技術実証など、さまざまな目的に広く活用されています。KiboCUBEにて選定され機関は、衛星開発プロジェクトへの参画を通して自国の人材育成を行うこと、また自国初の衛星を開発・運用することも想定されます 

 

 本業務の大部分は、ユーザインテグレーションと呼ばれ、超小型衛星搭載ケースに衛星が適切に搭載できるようユーザとの定期的な技術調整会の実施や超小型衛星搭載ケースと衛星の適合性確認、安全審査の受審(支援)等を行います衛星の開発は選定機関の責任下で行われますが、確実な打上げ・放出の実現を目指し、選定機関との密なコミュニケーションを通して、プロジェクトマネジメントの観点での支援や、安全審査に向けた技術課題解決や文書作成等を技術的に支援いただきます。また国際宇宙ステーションへの安全性・適合性等について米国航空宇宙局(NASAとの技術調整を行うこともありますさらに、国連宇宙部と調整して第9回国際公募の発出・選定支援作業も主担当として実施していただきます。選定機関への海外出張の機会も想定されます。

 

 宇宙環境利用推進センターにユーザインテグレーションや宇宙実験、国際調整等の経験豊富な職員も複数在籍しています。チームメンバーとフラットに議論しながら、人材育成や協力活動を進めつつ、宇宙プロジェクトにも直接関わっていただくことができ活気のある環境で業務に従事することができます。 

 

(※1)発展途上国等の宇宙関連技術向上への貢献等を目指した「きぼう」からの超小型衛星放出の利用機会提供に係る国連宇宙部とJAXAとの連携協力の開始について(2015/9/8 JAXAプレスリリース) 

https://www.jaxa.jp/press/2015/09/20150908_unoosa_j.html

 

(※2)JAXAと国連宇宙部とのKiboCUBEを通じた連携協力継続、および第8回公募開始のお知らせ(2023/6/5 JAXA 有人宇宙技術部門HP掲載) 

https://humans-in-space.jaxa.jp/kibouser/pickout/73613.html 

 

(※3)超小型衛星放出機構と超小型衛星のインタフェースに係る技術情報JEM ペイロードアコモデーションハンドブック-Vol.8- 超小型衛星放出インタフェース管理仕様書(JXESPC-101132-E) 

https://humans-in-space.jaxa.jp/kibouser/library/item/jx-espc_8e.pdf 

 

<業務の変更の範囲>なし(上記の業務内容に関連する業務を超える変更がある場合、契約を改定する)

応募資格

【必須能力・経験】

(以下の全てを満たす方)

(1)宇宙航空分野でのプロジェクト業務経験があること。 

(2)海外の機関・組織とのプロジェクト・技術調整経験を有すること。プロジェクト概要や該当技術、会議開催や文書調整等の実績を具体的に募フォーム【これまでの業務実績】欄へ記載ください。) 

(3)技術調整や発表(国内外のワークショップなど)において、専門的な内容の質疑応答やコミュニケーションに対応可能な英語能力を有すること。(TOEIC700点以上相当が望ましい) 

(4)研究開発業務あるいはそのマネジメントの実務経験を有すること。(3年以上。大学もしくは企業などでの経験を含む。) 

  

【歓迎能力・経験】

(以下の全て又はいずれかの能力・経験を有する方を歓迎します)

(1)振興国との対外連携経験(経験を有する場合には、具体的なプロジェクト、自身の役割等詳細を応募フォーム【これまでの業務実績】欄へ記載すること。)

  • (2)超小型衛星の設計・開発無線免許申請を行った経験(経験を有する場合には、具体的な担当システム・サブシステム、役割等詳細を応募フォーム【これまでの業務実績】欄へ記載すること。) 

(3)国際宇宙ステーションの安全要求を理解し、安全審査受審・実施した経験(経験を有する場合には、具体的なミッション名、役割等詳細を応募フォーム【これまでの業務実績】欄へ記載すること。) 

採用人数

1名

採用身分・雇用形態

招聘職員(任期制職員)・常勤

採用時期

2025年4月1日を予定(個別に相談の上、決定します)

雇用期間

2026年3月31日まで

(ただし、契約期間満了時の業務量、勤務成績及び態度、能力、機構の予算状況、任期制職員の従事している業務の進捗状況、事業の改廃その他の事情に照らし、年度毎の評価を行った上で、当初採用日から通算して原則3年以内の契約更新可能。さらに特別の事情により理事長が特に必要と認める場合には、当初採用日から5年を上限とし、その範囲内で契約更新可能とする。また、契約期間中、業務の必要のため、異動又は他事業所への転任を命じられることがある。)

勤務地

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 筑波宇宙センター 

(茨城県つくば市千現2-1-1) 

 

<変更の範囲>機構規則に基づきテレワークを行う場合はその場所、組織改編等により業務の実施場所が変わる場合に機構が定める場所

応募期限

2025年1月14日(火)17:00

 

※録画動画のご提出を以て応募完了となります。締め切り日時までに録画動画のご提出がない場合、選考対象となりません。
※仮エントリー完了と同時に録画動画の招待メールが送付されます。録画の登録には30分前後の時間が想定される為、締め切り日時を鑑みて仮エントリーいただけますようお願いいたします。
※出来る限りお時間に余裕をもってお申し込みください。
※採用予定人数に達しない場合、応募受付を再開する場合があります。

応募(エントリー)・選考方法

(1) 申込(仮エントリー)

こちらのページよりエントリーシート、応募書類をお申込みください。

(下記注意事項をご確認のうえお申込みください)

 

(2) エントリー(録画動画登録)
質問に対し、動画を録画しながら回答いただきます。この動画の提出を以って、エントリー完了となります。(詳細は申込者に対して個別にお知らせします。)

 

(3)  書類・録画選考

ご提出いただいた申込内容と動画をもとに選考いたします。(選考結果通知は1月中旬頃を予定)

 

(4) 面接選考

書類選考通過者を対象に面接選考(1回)を実施いたします。詳細は対象者に個別に通知いたします。(1月中旬頃を予定)

 

(5) 内定

結果通知(1月中旬頃を予定)、入社手続き

申込時の注意事項

・ (1)の申込(仮エントリー)時点では、エントリー(選考対象)となりませんのでご注意ください。

 録画動画の提出を以てエントリー完了となりますので、応募期限までに(2)のご提出をお願いいたします。

※仮エントリー完了後、(2)録画動画登録の招待メールをお送りいたします。録画の登録には30分前後お時間をいただく為、締め切り日時を鑑みて仮エントリーを完了してください。

・ ご郵送またはメールに添付された応募書類等はお受けいたしかねます。

・ 仮エントリー後は、ご自身での応募書類修正ができません。修正箇所がある場合は、修正箇所をメールにて人事部人事課 採用担当宛(宛先は問合先を参照)にお送りください。

※毎月第3木曜日のAM1:00~5:00の間、定期メンテナンスの為、エントリーページをご利用いただけません。ご迷惑をお掛けしますが、上記時間を避けてお申し込みをお願いいたします。

・ 提出書類は募集職務により異なります。併願する場合は、職務毎にお申し込みください。1つの職務に申し込むとIDが発行されます。当該IDと自ら登録したパスワードを使用してログインした上で、別職務に申し込んでいただくと、個人情報の再入力が不要となります。

待遇

機構の規定によります。

(1)給与:能力、経験等を考慮の上、機構の規程により決定

   ※目安例(いずれも期末手当相当を含む)

     ・主査級(例:大卒、経験年数 9年以上):基本給約40~45万円/月 程度

       ・主任級(例:大卒、経験年数14年以上):基本給約50~55万円/月 程度

(2)休暇:完全週休2日制(土日、祝祭日)、年次有給休暇(最大年20日)、ワークライフバランス休暇(最大年7日)、年末年始休暇(12/29~1/3)

(3)勤務時間(原則):9:30~17:45(昼休み45分含む)

   ※ただし時間外労働が発生する場合があります。

   ※フレックスタイム制度、テレワーク制度、時差勤務制度などの導入あり

          (上記勤務の可否は、業務の内容、状況及び部署により異なるため、採用後、協議のうえ決定します。)

(4)加入保険等:雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金等

(5)その他:機構基準に基づく通勤手当・住居手当の支給あり、退職金支給なし

留意事項

・  試用期間あり(3か月)
・  契約更新の判断にあたり毎年度評価を行います。
・  選考に際し発生する交通費・宿泊費については、当機構は負担しません。
・  応募書類は返却いたしません。
・  外国籍の方は、選考に合格した場合でも、入社日までに在留資格証明書を提出することが入社条件となります。
・  現在、職に就いている方は採用時に現職を退職していることが入社にあたって必須条件となります。
・  受動喫煙対策あり(指定場所以外禁煙。専用喫煙室又は屋外喫煙所あり)

個人情報の取扱い等について

■機構の招聘職員採用に関連して提供された個人情報は、次の各号を目的として利用いたします。

    • (1)採用者の選考
      (2)今後の採用活動のための統計・分析資料の作成
      (3)採用予定者の管理・入社後の社員管理

 

    • ■当機構は、下記の場合を除いて、応募情報を前項に挙げた目的以外に利用したり第三者に提供することはありません。
      (1)あらかじめ応募者の同意を得ている場合
      (2)法令等に基づいた正当な開示の必要性がある場合
      (3)個人を識別できない統計データの形式で利用する場合
      (4)当機構の業務委託先に対して、委託業務以外に応募情報を利用しないようあらかじめ契約を締結した上で提供する場合

応募必要書類

※各20MBまで

(1)顔写真(3ヶ月以内に撮影した上半身の写真)【必須】

(2)英語資格証明書の写し【任意】PDF

問合先

※メールの件名に【招聘職員採用】と入れてください。
※本求人へのお問い合わせ以外はお控えください。
※ご応募後のお問い合わせにつきましては、応募氏名及び申し込みIDを記載ください。

 

■本募集職務に関するお問合わせ
 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構

 有人宇宙技術部門 宇宙環境利用推進センター (担当:吉崎)yoshizaki.izumi*jaxa.jp

 

■採用全般に関するお問合わせ
 人事部人事課 採用担当 jaxacareer*jaxa.jp


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