業務内容
※本職務については、応募締め切りが設定されましたのでご注意ください。
2023年2月19日(日)23:59(JST)
国際宇宙ステーション(ISS)/「きぼう」日本実験棟(JEM)及びポストISS時代に向けて、地球低軌道有人拠点における活動を持続的に維持・発展させるため、新規ユーザの獲得、ユーザ層の拡大を見据えて、以下に取り組んでいただきます。
① JEMの通信管制制御系の機能向上、運用性向上、ロバスト性向上、セキュリティ向上等を図るとともに、それに必要となる新規ハードウェア、ソフトウェアの開発、国際間を含む各種インタフェース調整、試験等を行う。
② ポストISSにおける地球低軌道有人拠点に向けた搭載機器等の研究開発、各種インタフェース検討等を行う。
ISS/JEMは、既に軌道上有人プラットフォームとして存在し、年に複数回の打上機会が定常的に存在します。その搭載機器については、概念検討から定常運用に至る宇宙機システムの開発に係る全てのフェーズを非常に短い期間で繰り返し経験することが可能です。左記環境はすでに運用しているISS/JEMならではの強みであり、キャリアにおいて豊富な開発経験を得ることができます。得られる開発経験の中には、特に地上での技術進展が著しい情報セキュリティ技術の知見とISSの国際標準要求とを整合させて開発要求に落とし込むプロセスや、多様なユーザニーズをシステム仕様に落とし込むプロセス、軌道上での運用実績を次の機器開発に反映するプロセスが含まれます。低軌道有人拠点は、いわゆる既存の宇宙分野以外の業種からの参入ハードルの低いプラットフォームであり、新たなフレキシブルな発想で、新規ユーザ参入をサポートする人材を期待しています。
また国際共同プロジェクトであるISS/JEMの搭載機器開発、ユーザオリエンテッドなシステム開発に係る知見・経験、更には海外との調整を通して築く人脈は、今後の国際宇宙探査計画における有用な資産となるものです。
有人宇宙技術部門HP:https://humans-in-space.jaxa.jp/
きぼうのつくり:https://humans-in-space.jaxa.jp/kibo/structure/