研究内容
JAXAでは、宇宙機開発における設計、製造及びその検証技術を高度化させる研究開発に取り込んでいる。
磁気試験は、地球磁場/惑星磁場等に影響しないことを事前に確認するために人工衛星等の磁気モーメントを測定する他、搭載する磁気センサ等の校正を行っている。
それら測定値は微弱な値であるため、試験時においては他施設より離隔を取り、地磁気を打ち消して実施するものの、センター内に整備される新規施設の整備や車両通行等からの外乱影響により、広い試験空間で精度良く測定ができない環境となることが懸念されている。
本研究では、これらの外乱源が存在する場合においても常に安定した磁場環境下で試験(測定及び校正等)を履行できることを目的として、設備付近で能動的に外乱を消去する適切な磁場をコイル等により印加し外乱磁場に対する試験空間のロバスト性を向上させるといった試験設備の構築を検討しておりその検討への従事を募集している。
尚、これらに関係する萌芽的研究を実施することも可とする。