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【プロジェクト研究員】磁気試験設備周囲外乱に対するロバスト性向上に関する研究

研究内容

 JAXAでは、宇宙機開発における設計、製造及びその検証技術を高度化させる研究開発に取り込んでいる。

  磁気試験は、地球磁場/惑星磁場等に影響しないことを事前に確認するために人工衛星等の磁気モーメントを測定する他、搭載する磁気センサ等の校正を行っている。

  それら測定値は微弱な値であるため、試験時においては他施設より離隔を取り、地磁気を打ち消して実施するものの、センター内に整備される新規施設の整備や車両通行等からの外乱影響により、広い試験空間で精度良く測定ができない環境となることが懸念されている。

  本研究では、これらの外乱源が存在する場合においても常に安定した磁場環境下で試験(測定及び校正等)を履行できることを目的として、設備付近で能動的に外乱を消去する適切な磁場をコイル等により印加し外乱磁場に対する試験空間のロバスト性を向上させるといった試験設備の構築を検討しておりその検討への従事を募集している。

  尚、これらに関係する萌芽的研究を実施することも可とする。

求める能力、資質、経験

【求められる能力・経験】

・磁気分野に関する研究において修士若しくは博士を取得していること。 

・磁性体やコイル等により生じる磁場(主に低周波弱磁場)に関し測定及び解析の経験を有すること。

 

 【望ましい能力・経験】

・磁気シールド技術に関する知見。

 ・研究について国際会議の場で議論できる英語能力。

 ・磁気の他、電波、電磁適合特性(EMC)分野についても精通していること。

研究環境

・同分野の研究に取り組むJAXA環境試験技術ユニットの研究者による指導 

・同部署の研究者と連携した研究実施体制 

・必要に応じて、JAXA環境試験技術ユニットが所有する各種環境試験設備を用いたデータ取得が可能 

・研究実施にあたり必要性が認められる解析ソフト、及び計算機の提供

研究指導者

環境試験技術ユニット ユニット長:清水 隆三

勤務地

筑波宇宙センター

配属予定部署

環境試験技術ユニット

応募書類

任期付プロジェクト研究員採用TOPページに記載がございます。

ご確認の上エントリーをお願いいたします。


「様式4 研究指導者もしくはこれに代わる者の推薦書」につきましては、下記のいずれか必須となります。
●応募フォームへの添付
●推薦者がjaxacareer*jaxa.jp(*を@に変えて送信ください)宛に直接メールを送付

問合先

■募集研究テーマに関するお問合わせ

 環境試験技術ユニット 緒方 拓斗 ogata.takuto*jaxa.jp

 

■採用全般に関するお問合わせ

 人事部人事課 採用担当 jaxacareer*jaxa.jp

 

上記*を@に変えて送信ください