業務内容
※本職務については、応募締め切りが設定されましたのでご注意ください。
2024年1月31日(水)23:59(JST)
JAXA第一宇宙技術部門では、社会課題を解決する為に衛星を活用することについて、将来にわたる技術構想に基づき戦略的に以下の業務に取り組む人材を求めています。
(1)衛星地球観測における産学官連携に関するプロモート業務 【衛星利用運用センター】
衛星利用運用センターでは、「地球まるごと、より良い未来へ」をビジョンとした、衛星地球観測の開発・利用に携わる産学官の関係企業・機関や有識者等が広く参画する「衛星地球観測コンソーシアム(CONSEO)」の事務局を担当しています。コンソーシアムでは、政策に対する衛星地球観測に係る推進戦略をまとめるとともに、衛星地球観測を成長産業とすることを目指して産学官連携による人材育成からセミナー・広報活動など多様な活動を事務局としてコーディネートすることにより、イノベーションの創出・産業競争力の強化・科学的知見の獲得により、安心安全で持続可能な豊かな社会を実現することを目指しています。
コンソーシアムの活動を進める上で、以下の業務に関し、幅広い視野で中心的な役割を果たしていただけるプロモート人材を求めています。
・ 衛星地球観測にかかる産学官のエコシステム形成を目指した連携を企画するプロモート業務
(参考)「衛星地球観測コンソーシアム」
https://earth.jaxa.jp/conseo/
(2)超広帯域電波デジタル干渉計(SAMRAI)衛星の将来の社会実装の為の利用実証計画の企画立案・実施業務 【衛星システム開発統括付(SAMRAIプリプロジェクトチーム)】
上記(1)を実践する場の一つとして、2030年代初頭に民間事業者による自立した事業の成立を目指した超広帯域電波デジタル干渉計(SAMRAI)衛星の利用実証計画にも取り組んでいただきます。具体的には、4つの事業分野(気象防災、洋上風力発電、持続可能な漁業、船舶検知)に対し、以下に示す2026年度打上げ想定の実証衛星での利用実証計画立案から民間事業者による将来の事業化による社会実装への反映に至るまで中心的な役割を果たしていただきます。
・実証衛星での民間事業者の新規開拓のための技術営業や民間事業者との調整を通じた利用実証計画立案業務
・実証衛星打上げ後の利用実証実施業務(利用実証計画通りか検証実施や将来の事業化を確実にするための利用実証計画への反映など技術営業的観点でのPDCAサイクル回し)
・利用実証結果を将来の社会実装へ向け反映させるための、技術営業や調整業務(将来、持続的に発展可能な事業とするため利用実証計画を各分野の民間事業者とともに民間事業者が立案するビジネスプランなど技術営業的観点での支援や調整)
この業務の中では、事業に継続的に利用されるソリューションの創出、ソリューション作りの体制構築や民間事業者等関係機関との調整等にも取り組んでいただき、これら事業開発に当たってはJAXA客員である外部専門家の助言・指導を受けることができ、ご自身の能力向上やキャリアアップも可能です。
(参考)JST未来社会創造事業大規模プロジェクト型「超広帯域アンテナ・デジタル技術を用いたレーダ及び放射計の開発と実証」
https://www.jst.go.jp/mirai/jp/program/large-scale-type/theme09.html