業務内容
※本職務については、応募締め切りが設定されましたのでご注意ください。
2023年3月29日(水)23:59(JST)
JAXA第一宇宙技術部門(衛星システム開発統括付)では、社会的な課題への解決に貢献することを目指し「超広帯域電波デジタル干渉計」を開発し、それにより得られた観測データの社会実装・継続的な事業成立を目指しています。また、同部門(衛星利用運用センター)では、衛星地球観測の開発・利用に携わる産学官の関係企業・機関や有識者等が広く参画する「衛星地球観測コンソーシアム」の事務局を担当しています。同コンソーシアムでは、我が国の衛星地球観測に係る総合的な推進戦略を提言としてまとめるともに、産学官連携を推進し衛星地球観測を我が国の成長産業とすることなどを目指して活動を進めており、この目標実現に向け、事務局としての活動を行っています。
本公募では、これらに係る企画立案や全体戦略の検討等の業務を行う人材を求めます。
(1)地球観測衛星や衛星観測データ等に係る事業開発の企画立案・社会実装に関する業務 【衛星システム開発統括付】
我が国が衛星搭載センサとして強みを有するマイクロ波放射計については、基幹的な衛星技術として継続的に高度化を推進することとして政府の宇宙基本計画で位置付けられています。
高度化されたマイクロ波放射計を搭載した地球観測衛星や取得されたデータを利用して成立する事業についての以下を踏まえた事業開発や社会実装に至るまで中心的な役割を果たしていただける人材を求めています。
・ マイクロ波放射計衛星や取得データの事業化戦略の企画立案業務
・ 想定される個別事業の収益モデルを含むビジネスプランの企画立案、ビジネスプランの検証業務
・ ビジネスプランに沿った個別事業の社会実装に関する業務
・ これらに必要となる調査、JAXA内外との調整やその他必要となる業務
なお、これら事業開発に当たってはJAXA客員である外部専門家の助言・指導を受けることができ、ご自身の能力向上やキャリアアップも可能です。
(参考)「JST採択研究「超広帯域アンテナ・デジタル技術を用いたレーダ及び放射計の開発と実証」実施にかかる三者協定の締結について」
(2)衛星地球観測に係る全体戦略の検討・産学官連携に関する業務【衛星利用運用センター】
衛星利用運用センターは、「地球まるごと、より良い未来へ」をビジョンとした産学官による衛星地球観測コンソーシアム(CONSEO)を事務局として運営しており、イノベーションの創出、産業競争力の強化、科学的知見の獲得により、安心安全で持続可能な豊かな社会を実現することを目指しています。
コンソーシアムの具体的な活動は、衛星地球観測に係る政策提言のまとめ、及び産学官連携の活動を想定しており、これらを進める上で、以下の業務に関し、幅広い視野で中心的な役割を果たしていただける人材を求めています。
・ 衛星地球観測の戦略について各種政策など踏まえて国への提言をまとめる業務
・ 衛星地球観測にかかる産学官のエコシステム形成を目指した連携を企画する業務
(参考)「衛星地球観測コンソーシアム」