業務内容
※本職務については、応募締め切りが設定されましたのでご注意ください。
2024年9月26日(木)23:59(JST)
JAXA種子島宇宙センター及び内之浦宇宙空間観測所では、ロケットや衛星の組立、ロケット及び衛星の点検、及び、打上げに向けた推進薬の充填作業や、それらに伴う場内安全監理に係る作業等を行っています。
ロケットや衛星の組立て状況等により、人員の安全を確保する方法や区域が変わっていきますので、これに対応する設備や装備を整備し、運用計画を立案し、これを確実に実行していくことが必要です。本募集にかかわる業務内容の詳細を以下に示します。
(1)ロケット打上げ射場の安全・セキュリティ設備の開発・運用
【業務内容】
内之浦宇宙空間観測所から打上げられるイプシロンSロケット、観測ロケット、及び、種子島宇宙センターから打上げられるH-IIAロケット、H3ロケットの打上げ時やロケット/衛星射場作業等実施時における、安全及びセキュリティ確保のための設備を構築するとともに、既存設備を保全し、打上げや必要な規制作業時に運用します。
・ 防災・防犯等監視システムの構築・運用
・ 入退場管理システムの構築・運用
・ 打上げ時の海上監視システムの構築・運用
(2)打上げ及び整備作業時の安全確保業務
【業務内容】
打上げ及びロケット・衛星等の射場における整備作業に沿って、事前に定めた計画にもとづき安全確保を実施します。
・ 入退場管理
・ 人員規制の実施と規制エリアの監視
・ 警備要員の配置・指揮
・ 安全教育の実施
これらの業務を通じ、24時間365日確実に稼働しなければならない設備がある一方で、普段は休止しており打上げ時に確実に作動しなければならない設備もあります。これらの設備群を限られたリソースや様々な制約の中で如何に選定し構築し運用していくか、ロバストなシステムの開発技術、運用技術の能力向上が期待できます。
また、ロケット打上げという巨大システムを安全かつ確実に成功させるには、どのような要素、取り決め、運用が必要か体系的に理解できます。
規制等の実施に当たっては、無線装置や各種安全装備を取り扱いますので、採用後にはこれらに関する資格の取得や教育の受講について、社内の育成プログラムの中で実施していきます。
本業務での経験を積み、ロケットや宇宙機の研究開発・運用において、電気・電波、セキュリティ関連設備開発に関しJAXAの中心的役割を果たす人材となることを期待します。
※なお、本業務の当初在勤地は内之浦宇宙空間観測所ですが、種子島宇宙センターでの打上げに際しては種子島宇宙センターに出向いて安全監理業務を行います。また、日頃より射場安全グループの一員として種子島宇宙センターと連携し業務を行い、長期的には両射場の業務を担当できるようになっていただきます。