業務内容
宇宙機等の研究開発プロジェクトを成功させるためには、設計・製造・試験・運用というライフサイクルを通して適切な品質・信頼性・安全管理を行う必要があります。
JAXAには、研究開発プロジェクトとは独立した立場で、品質・信頼性・安全管理に関する高度な専門知識を有する、JAXAをはじめとする宇宙機関に特有の専門組織が存在します。当該組織は、研究開発プロジェクトが日々実施する設計審査、試験計画立案、運用計画立案等の各段階において、品質・信頼性・安全管理の観点から助言を行う等の横断的な支援を担っています。
本業務では、この専門組織において、これまでの宇宙活動を通じてJAXAが蓄積した技術標準、教訓集、過去の不具合情報、品質や信頼性に関する改善情報などを利用し、以下に示すような機会を通じて、研究開発プロジェクトに対する支援を行っていただきます。
●ロケット・人工衛星等の開発を行うプロジェクトの設計審査の場において、適用された品質・信頼性・安全要求に従ってシステムが設計されており、また試験計画や運用計画が適切に設定されているか、第三者の目線から確認する。
●開発の途中で発生する技術課題に対応する場において、プロジェクトが適切に対応しているかどうか、第三者的に確認するとともに必要な助言を行う。
●宇宙産業構造の変化に伴い、JAXAと新規に宇宙分野に参入するスタートアップ企業間の契約形態等が変化していることを踏まえ、設計・解析、製造を通じた品質や信頼性確保に関する支援方法について、新しい時代に適応手法を検討し、プロジェクトに対して提案する。
既に民生技術を取り込んだ宇宙機等の開発は積極的に進められており、低コストと信頼性品質の確保のバランスが重要な課題となっています。このため、宇宙分野にとどまらず技術開発や生産技術の経験や知見を有するエンジニアが、その能力を発揮できる場になると見込んでいます。品質・信頼性・安全管理業務は全てのプロジェクトにおいて必要となるもので、この業務を通じて得られる経験は、将来実際のプロジェクト業務を行う際に強力なスキルとなるものです。
本業務を通じ、JAXAにおける様々なプロジェクトの成功に貢献頂けることを期待しています。
< 変更の範囲 :機構が定める業務の範囲 >