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【宇宙航空プロジェクト研究員】無線送電を応用した月惑星探査のためのエネルギーシステムに関する研究

研究内容

月惑星探査の可能性を拡大するための無線送電技術を応用したエネルギーシステムに関する研究と近未来宇宙実験の立案を行う。月極域クレーターの永久影内や溶岩チューブ内の探査が近年ますます注目されるとともに、火星プレーンや金星探査用バルーンなどの新しい惑星探査方法の提案等もなされているが、エネルギーの供給は大きな課題の一つである。本研究では、無線送電技術を応用することにより、月惑星探査における探査領域の拡大、新しい探査手法の実現を目指す。研究対象となるエネルギーシステムは、モジュラー構造により柔軟に規模の最適化が可能なシステムであり、極限の軽量化と極めて高い輸送時の収納性実現を目指す。また、その技術実証として、地球周回からの超長距離エネルギー伝送実験を具体的に検討する。

 

勤務形態

宇宙航空プロジェクト研究員(任期制)

応募者に求める能力・資質・経験

自らのアイデアを自ら立案実施する実験により検証する姿勢を有すること。組織的研究に協調性をもって参画し、役割を責任をもって果たすことができること。高い研究倫理を有し、過去に疑義のある行為を行っていないこと。自ら実験装置を構築し、自らデータ取得、解析、評価を行った経験があること。回路シミュレータ、電磁界解析、構造解析、熱解析のいずれかのソフトウェアの使用実績があり、左記のすべてを使いこなす意欲を有すること。プログラミング言語を用いたプログラムの経験を有すること。電子回路の製作の経験を有すること。博士(工学)を有すること。

「プロジェクト貢献」への業務従事割合

50%

着任後の研究環境

太陽発電衛星の主構造体の開発に参加してもらい、一定の役割を担いながら基礎的知識を取得してもらうとともに、研究指導者と近未来宇宙実験の検討を行う。左記をもとに、月惑星探査のためのエネルギーシステムに関する研究に取り組んでもらう。また、国内外の太陽発電衛星の研究コミュニティに積極的に参加してもらい、当該分野の活性化への貢献に期待する。

研究では、下記の計測装置、解析ソフトウェアを使用することができる。6GHzまでのデジタルオシロスコープやRTSA、X帯までのRF計測装置(VNA、シグナルアナライザー、SGなど)。CST、NASTRAN、Thermal desktopなどの解析ソフトウェア。ソーラーシミュレータ、SAS電源などの電源系試験装置。温調プレート付真空チャンバ、他。

受入責任者/研究指導者

受入責任者 宇宙科学研究所 宇宙機応用工学研究系 准教授 田中孝治

研究指導者 宇宙科学研究所 宇宙機応用工学研究系 准教授 田中孝治

勤務地

相模原キャンパス

配属予定部署

宇宙科学研究所 宇宙機応用工学研究系 

任期

3年

 

・  年度毎の雇用契約を締結します。

・  雇用期間については、各年度末に業績評価を行った上で、当初採用日から通算して原則3年まで延長されます。(但し、育休等の期間分延長可。上限10年)

応募締め切り

2021年12月10日(金)17:00(日本時間)

 

※申込期限必須の為、お時間に余裕をもってエントリーください。

※毎月第3木曜日のAM1:00~5:00の間、各募集職務のページ定期メンテナンスの為、お申し込みページをご利用いただけません。ご迷惑をお掛けしますが、上記時間を避けてのお申し込みをお願いいたします。

応募書類

宇宙科学研究所・宇宙航空プロジェクト研究員採用TOPページに記載がございますので、ご確認の上エントリーをお願いいたします。


「様式2 研究指導者もしくはこれに代わる者の推薦書」につきましては、下記のいずれか必須となります。
●応募フォームへの添付
●推薦者が'isas-hrtask*ml.jaxa.jp(*を@に変えて送信ください)宛にPDFを直接メール送付

今後の選考日程(予定)

・書類選考結果通知:2021年12月末を予定
・面接選考(ウェブオンライン面接):2022年1月中旬予定

 

※上記日程は変更となる場合がございます。

問い合わせ先

※件名に【宇宙航空プロジェクト研究員採用】を入れてください。

 

■募集研究テーマに関するお問合わせ

 ※本募集研究テーマ以外のお問い合わせはお控えください。

 宇宙科学研究所 宇宙機応用工学研究系 准教授 田中孝治 tanaka.koji*jaxa.jp

 

■採用全般に関するお問合わせ

 人事部人事課 採用担当 jaxacareer*jaxa.jp

 

上記*を@に変えて送信ください。

受付終了