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【プロジェクト研究員】DESTINY+搭載望遠追尾モノクロカメラの制御ならびに画像処理に関する研究

勤務地
相模原キャンパス

研究内容

JAXA宇宙科学研究所は2024年の打上げを目指して,深宇宙探査技術実証機DESTINY+の検討を進めている.DESTINY+は高速フライバイにより小惑星フェートンを探査することを大きな目的としている。そのため、小惑星を望遠カメラ内蔵の駆動鏡で追尾し続けるアルゴリズムに関する研究、追尾の開始段階では撮影した画像に写る星々のなかからフェートンをオンボードで見つけ、追尾を自律的に行うこ研究が重要となる。深宇宙探査では通信制約より、オンボードにてサイエンス的に重要なデータの自動抽出アルゴリズムや宇宙機通信プロトコルに親和性のある効率的な圧縮技術に関する研究も必要となる。よって、本研究テーマでは、「自律制御」「AI等による画像処理」をテーマに、先端的な学術研究を促進し、実用研究への例としてDESTINY+における自律追尾に応用可能な研究・検討を行う。

求める能力、資質、経験

(1)駆動鏡制御を行うために一般的な制御技術に関する専門知識を有すること。
(2)対象物の自動抽出や画像圧縮技術など、画像処理等に関した知識を有すること。
(3)国内外の研究者およびDESTINY+の研究開発員と円滑にコミュニケーションをとり,共同研究を推進できること。
(4)FPGAや組込ソフト開発等に関する経験や知識を有することが望ましい。

日本語を母国語としない場合における言語制約の有無

開発・検討において研究者と英語でコミュニケーションが取れれば問題ない(英語必須)。
一方,機器開発メーカーとのやり取りは日本語になるため,メーカーとのコミュニケーションには制約がある(周囲サポートあり)。

研究環境

着任後は特に研究指導者ならびにカメラ開発PIが中心となって,JAXA内外の研究者と連携して指導にあたる.特にカメラ開発に関する情報共有については、週1回頻度の定例会を開催しているため,研究進捗・情報共有の場は提供される.その定例会とは別に週1回の頻度で研究指導者との議論の場を設ける予定である.また,研究を進めるために必要となる居室,アルゴリズム開発等に必要な計算機(共用),必要な商用ソフトについても提供する予定である.

任期終了時に獲得できると期待される能力や資質、経験

DESTINY+は2021年度始めにプロジェクト化され,2023年度末に輸送準備が完了するスケジュールで進んでおり,今期の採用がプロジェクト開始から開発完了までを横断的に経験できる絶好の機会である.追尾カメラの制御と画像処理に関する最先端な研究遂行能力に加えて,観測機器開発を通してプロジェクトに積極的に関与することで,JAXA内のSE&PMの考え方を実践的に獲得できる.

研究指導者

宇宙科学研究所 宇宙機応用工学研究系 教授・高島健

勤務地

相模原キャンパス

配属予定部署

宇宙科学研究所DESTINY+プリプロジェクトチーム

応募締め切り

 2020年11月23日(月)17:00(日本時間)

 

※申込期限必須の為、お時間に余裕をもってエントリーください。

※毎月第3木曜日のAM1:00~5:00の間、各募集職務のページ定期メンテナンスの為、お申し込みページをご利用いただけません。ご迷惑をお掛けしますが、上記時間を避けてのお申し込みをお願いいたします。

応募書類

任期付プロジェクト研究員採用TOPページに記載がございますので、ご確認の上エントリーをお願いいたします。


「様式4 研究指導者もしくはこれに代わる者の推薦書」につきましては、下記のいずれか必須となります。
●応募フォームへの添付
●推薦者がjaxacareer*jaxa.jp(*を@に変えて送信ください)宛に直接メールを送付

今後の選考日程(予定)

・書類選考:2020年11月下旬予定
・面接選考:2020年12月中旬予定

 

※上記日程は変更となる場合がございます。

問合先

■募集研究テーマに関するお問合わせ

 宇宙科学研究所宇宙機応用工学研究系 高島健 takashima.takeshi*jaxa.jp

 

■採用全般に関するお問合わせ

 人事部人事課 採用担当 jaxacareer*jaxa.jp

 

上記*を@に変えて送信ください。

受付終了