業務内容
※本職務については、応募締め切りが設定されましたのでご注意ください。
2024年11月13日(水)23:59(JST)
サイバー攻撃による被害が国内外で多発する中、JAXAでは、セキュリティ技術の動向や政府の情報セキュリティ対策の指針等に基づき、情報セキュリティ・サイバーセキュリティの強化を進めています。
また、近年では宇宙システム(ロケット、人工衛星、探査機および関連する地上システム・設備)に対するサイバー攻撃のリスクが高まりつつあり、その対策の強化も求められています。
このような背景のもと、今回の公募では 機構全体および各事業部門・プロジェクトチームのネットワーク・情報システムに加え、宇宙機システムを含めたJAXA全体の情報セキュリティ・サイバーセキュリティの強化を主導する職員を募集します。業務内容は以下の通りですが、宇宙航空分野での経験や宇宙システムに関する知識の有無は問いません。なお、着任当初の業務は応募者の業務経験や専門分野を考慮して、以下の業務内容から決定します。
(1) 情報セキュリティ・サイバーセキュリティに係る技術的業務
(ア) 高度なサイバー攻撃や、さらには内部犯行も想定したセキュリティ対策システム・サービスの導入に係る企画立案、設計、調達、構築、運用等の業務。なお、実際のシステム構築や運用業務は外部のアウトソーシングする専門業者との連携のもとに推進しています。
(イ) セキュリティ対策システム・サービスなどからアラート等が発生した際の判断・対応。
(ウ) セキュリティ対策システム・サービスなどから発生したアラートやネットワーク・エンドポイントのログ、および国内外のセキュリティ情報(脆弱性情報・脅威情報等)の分析に基づくセキュリティ対策やその運用の改善。
(2) 情報セキュリティ・サイバーセキュリティに係る組織的推進業務
(ア) 政府指針や国内外のセキュリティ基準・標準の改訂、情報セキュリティの技術動向などに基づく、情報セキュリティポリシー・ルールの策定・改訂。
(イ) 前項に伴う情報セキュリティ対策の実施計画の策定・改訂。
(ウ) JAXAの職員等を対象とした情報セキュリティ教育の計画・実施。
(エ) 情報セキュリティに係る外部監査・内部監査の受検対応。
(オ) 情報セキュリティに係る内部監査の実施。
(3) 宇宙システムのセキュリティ強化に係る業務
(ア) 宇宙システムのセキュリティ基準・ルールの策定
(イ) 宇宙システムの設計・製造時におけるセキュリティ対策の確認・審査
(ウ) 宇宙システムの運用や情報管理に係る監査
(エ) 宇宙システムを担当する職員等へのセキュリティ教育・訓練の計画・実施
(4) JAXAにおいて発生する情報セキュリティインシデントに対する、CSIRTの一員としての対応(宇宙システムに対するものを含む)。
(ア) サイバー攻撃等の影響範囲や原因を特定するための分析調査、攻撃の封じ込めなどの技術的対応業務
(イ) 組織内外との連絡、進捗管理、発生事象の記録などの組織的対応業務
これらの業務を通じ、キャリアパスとしては、ネットワーク・情報システムや宇宙機システムのセキュリティの専門性を強みとするほか、応募者の希望・キャリア指向等により、将来的に宇宙機の地上系システムも担当頂くなど幅広い活躍を期待します。
< 変更の範囲 :機構が定める業務の範囲 >