業務内容
JAXAは、臼田宇宙空間観測所に54m/64m、内之浦宇宙空間観測所に34m/20mと大型アンテナ地上局を4つ保有しています。これら大型アンテナ地上局は、月・火星探査や小惑星探査、深宇宙探査ミッション等を支える非常に重要で必須な基幹システムです。
本業務では、既存の4つの大型アンテナ地上局の運用管理を行いながら、JAXA及び海外宇宙機関の各種ミッションや地上局との通信・運用に関するインタフェース調整や地上局と接続する外部システムとの接続試験作業等を担当して頂きます、さらに、将来に亘って継続的にミッションを実現するための次世代大型アンテナ地上局に関する企画・開発計画の検討や、その計画に基づく開発整備にも従事して頂きます。
具体的には以下の業務について、リーダシップを発揮して、各ミッションプロジェクトと緊密に連携して推進して頂きます。
●各種ミッションプロジェクトとの通信・運用に関係するインタフェース調整・運用調整・運用管理作業
●海外宇宙機関や外部宇宙関連企業との通信・運用に関するインタフェース調整・運用調整、運用時の連携作業
●次世代大型アンテナ地上局に係る各種企画・開発計画の検討、技術調整
・各ミッションプロジェクトのシナリオに基づいたアンテナ地上局の企画
・JAXA内の関係部署、関連する周辺システム担当部署との計画調整や技術調整
・開発計画の検討
●次世代大型アンテナ地上局の開発整備
・システム全体にわたる予算・計画管理、システムエンジニアリング
・システム全体のインテグレーション作業
・関係する周辺システム担当部署との計画調整や技術調整
・各種ミッションのユーザ要求を踏まえたシステム全体・個別システムの運用設計とこれに関係するハードウェア/ソフトウェア/ネットワーク/作業手順と付帯設備の開発整備
本業務を遂行するにあたっては、国内外の多様なステークホルダーとの連携のもとコミュニケーション力とリーダシップを発揮するとともに、課題解決に率先して立ち向かう高い意欲をもつ人材を求めています。
また、これらの業務を通じて、JAXAミッションや深宇宙探査用地上局に関する無線設備(大型パラボラアンテナ、高出力送信装置、低雑音受信増幅装置、変復調測距装置、局運用のための管制装置等)の高い専門力を高めることが可能です。更に、本業務に携わることで、システムエンジニアリングやプロジェクトマネージメントに関する知識をもって、将来の様々なプロジェクト等を推進する人材となることを期待します。
< 変更の範囲 :機構が定める業務の範囲 >