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【プロジェクト研究員】惑星進化過程の解明を目指した地球外物質の地球化学的研究

研究内容

【自己の研究】
本テーマでは、「はやぶさ1・2」やアポロ計画で得られた回収試料および隕石の地球化学的研究に基づき、惑星内部や表層・大気進化の解明を目指した研究を行う。特に、地球化学的トレーサーや年代決定に用いられる同位体分析、表層環境変化の指標として用いられる元素の化学種分析を組み合わせることで、確度の高い惑星進化史の構築を目指す。
【JAXAのプロジェクト】
本研究では、地球外物質の分析に際し、対象や目的に合わせた分析ツールの開発を強く推奨する。特に、少量の資料から多角的な同位体・地球化学種データを取得するための低汚染分析フローを確立することで、「はやぶさ2」に加え、MMXなどの将来サンプルリターンミッションへの貢献を期待する。

求める能力、資質、経験

本研究を遂行するためには、同位体分析に必須であるクリーンルームでの化学処理、あるいは近年、化学種分析の主流となっている放射光施設での実験経験のいずれかを有することが望ましい。一方、地球外物質の研究経験は問わない。また、国際化の進むJAXA惑星探査において、海外研究者との共同作業を行うための積極性とコミュニケーション能力を求める。

日本語を母国語としない場合における言語制約の有無

英語または日本語でのコミュニケーションが可能であること。 

研究環境

太陽系科学研究系に所属する教員が中心となって指導するとともに、宇宙科学研究所をはじめとする、JAXA内の各分野の研究者およびJAXA外の研究者と協調して研究を進める。JAXA相模原キャンパスと大学等のJAXA外研究機関の両方で研究を行う環境を提供する.JAXA内で利用できる設備の例は,キュレーション装置,静電マニュピュレーター,ウルトラミクロトーム,収束イオンビーム,透過電子顕微鏡,分析走査電子顕微鏡,マイクロラマン装置,マイクロIR装置,X線回折装置である.

任期終了時に獲得できると期待される能力や資質、経験

地球外物質試料の分析に関する基礎的な知識と技術が習得できる。実際に帰還試料の試料分析にもかかわることができ、試料分析やキュレーションに関する論文成果発表の実績を獲得することが期待される。地球外物質研究グループ主催の国際シンポジウムで、自身の成果発表の機会を得ることができるだけでなく、世界の一流の研究者との交流ができる。

研究指導者

宇宙科学研究所太陽系科学研究系 教授・臼井寛裕

勤務地

相模原キャンパス

配属予定部署

宇宙科学研究所太陽系科学研究系

応募締め切り

 2020年11月23日(月)17:00(日本時間)

 

※申込期限必須の為、お時間に余裕をもってエントリーください。

※毎月第3木曜日のAM1:00~5:00の間、各募集職務のページ定期メンテナンスの為、お申し込みページをご利用いただけません。ご迷惑をお掛けしますが、上記時間を避けてのお申し込みをお願いいたします。

応募書類

任期付プロジェクト研究員採用TOPページに記載がございますので、ご確認の上エントリーをお願いいたします。


「様式4 研究指導者もしくはこれに代わる者の推薦書」につきましては、下記のいずれか必須となります。
●応募フォームへの添付
●推薦者がjaxacareer*jaxa.jp(*を@に変えて送信ください)宛に直接メールを送付

今後の選考日程(予定)

・書類選考:2020年11月下旬予定
・面接選考:2020年12月中旬予定

 

※上記日程は変更となる場合がございます。

問合先

■募集研究テーマに関するお問合わせ

 宇宙科学研究所太陽系科学研究系 臼井寛裕 usui.tomohiro*jaxa.jp

 

■採用全般に関するお問合わせ

 人事部人事課 採用担当 jaxacareer*jaxa.jp

 

上記*を@に変えて送信ください。

受付終了