業務内容
JAXA有人宇宙技術部門は、国際宇宙ステーション(ISS)を中心とした人類の活動領域拡大と宇宙環境の本格的利用を目指し、その成果を人類および地上に還元するべく活動しています。
新型宇宙ステーション補給機(HTV-X)は、ISSに滞在する宇宙飛行士の生活物資やISSで行われる実験機器等を運ぶことを主目的に開発され、2025年10月に1号機が打ち上げられISSへの物資補給ミッションを成功させました。HTX-XはISSへの物資補給機としては最大の搭載能力を持ち、ISSの安定運用や宇宙実験の実施には不可欠となっています。2号機以降もISSへの物資補給は無論のこと、国際宇宙探査や将来の地球低軌道利用に向けた技術実証機会としても期待されています。
HTV-Xの概要は以下を参照ください。
https://humans-in-space.jaxa.jp/htv/mission/
本業務ではHTV-Xを構成する与圧モジュールに関する以下の業務に取り組んでいただきます。
①ISSに滞在する宇宙飛行士のための生活物資やISS内で行う実験器具等の与圧カーゴを搭載する与圧モジュール本体及び照明、空気循環ファン、各種センサ、電源供給装置等の機器の開発製造を管理する。
(与圧モジュールの開発製造はJAXAとの契約の下、民間企業が担当する)
②与圧カーゴに関して米国航空宇宙局(NASA)や国内カーゴオーナーからカーゴ情報を収集しカーゴ全体の与圧モジュール内への搭載配置や搭載作業手順、必要な設備や装置等の計画をまとめる。また、HTV-Xを打ち上げる種子島宇宙センターへの国内外からのカーゴ輸送計画や日程の調整を行う。
③種子島宇宙センターにおいて与圧モジュールへの与圧カーゴ搭載作業を管理する(搭載作業はJAXAとの契約の下、民間企業が担当する)。また、種子島宇宙センターにおける作業設備、装置等の使用に関する種子島宇宙センターの関係者との調整や、打上げロケットH3にHTV-Xを搭載後に与圧カーゴを搭載する作業(レイトアクセス)に関するロケット側との作業インタフェース等の調整を行う。
④HTV-XがISSに到着後に与圧モジュールからISSに与圧カーゴを移設する作業の計画をまとめる。また、ISSにおいて宇宙飛行士がカーゴを移設する作業に当たってはJAXA筑波宇宙センターにおいて立ち会い、ISSを運用する米国NASAジョンソン宇宙センターを経由して宇宙飛行士の作業支援を行う。
本業務を通じて、ISSへの物資輸送に関する技術やロジスティクス等の広範囲な経験・知見を蓄積いただき、中長期的には、次世代の有人宇宙活動を担うエンジニアとして、幅広く活躍していただくことを期待します。
なお、1号機で搭載したカーゴについては以下をご参照ください。
https://humans-in-space.jaxa.jp/htv/mission/htv-x1/presskit/
< 変更の範囲 :機構が定める業務の範囲 >